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10月3日(火)前烏帽子岳(1402.1m)~後烏帽子岳(1681m)

8年ぶりで小阿寺沢沿いから前烏帽子岳~後烏帽子岳と歩きました。
その時はきれいなブナのコースだったこと、沢ともいえないような小さな
沢を跨いだこと、青麻山が見えたこと、前烏帽子山頂の岩で休んだこと
そして後烏帽子からみた絶景などを覚えています。
同じコースを2度目で歩くと、1度目より感動が幾分トーンダウン
することが多いですが、さて、今回は?

暫く歩いてみて、前烏帽子の山頂に着くまでは「あ、ここ覚えている」
という所がないことに愕然としつつも、ゆえに初めて歩くときの感動
を感じることができました。
今回小阿寺沢は前日までの雨のせいか水量が多くて靴を脱いで渡り
ました。
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きれいなブナ林に苔むした岩がちりばめられ、きれいだと思った
印象はそのままでした。
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賽の河原を過ぎた所でえぼしスキー場への標識がありました。最近貰
ったトレッキングガイドマップにこのコースが載っていて、それを歩くの
が今回の目的の一つでもありますが、まずは前烏帽子岳へ。
山頂からの後烏帽子とその奥の屏風岳から水引入道、馬ノ神岳のつら
なりの奥には不忘山が見えます。
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反対側には大東岳のシルエットが彼方にみえました。
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歩き出しが遅かったのでちょっと休んで後烏帽子岳に向かいました。
こちらもブナの気持ちのよい林が続きますが、標高が上がるに従って
ダケカンバとアオモリトドマツが多くなってきました。
ダケカンバはすでにかなり寂しい風情です。
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後烏帽子着は予定より遅い12時半になってしまいました。
所所鮮やかに紅葉している木も目立ちますが、オレンジから黄味
がかった落ち着いた色合いが多いようです。
30分ほど休んで引き返すことにしました。
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前烏帽子から15分ほど下った標識からえぼしスキー場の標識に従って
左に入りました。
入ってすぐに奥の山の斜面にえぼしスキー場際上部のリフトがみえました。
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あまり歩かれていないようで途中踏み跡が心細い所もありました。
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スキー場を正面に見ながら下るようになると、音楽や子供達のにぎやか
な声も聞こえて、もうちょっとでスキー場に戻れそうな気がしました。
が、そのあたりから急に高度を下げるようになると大きな沢音にスキー場
の気配が消されてしまいました。
小阿寺沢を渡れるのか不安になったものの引き返すのが嫌さにずるずると
進んでゆくと、やがて左手の山側に進路を変え斜面を巻くようになりました。
大きな沢音のだいぶ上流で小阿寺沢の源流となる5つの小さな沢を跨ぎ
ました。5つめの沢が一番巾がありましたが、それでも靴をぬぐまででは
ありませんでした。
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前烏帽子下からえぼしスキー場まではマップでは30分、分岐の所の
標識には80分となっていましたが、私は1時間掛かりました。
マップでは斜面をほぼ水平に巻くようになっていますが、歩いた感じ
では小沢を次々と越える所まで標高差200m位は下ったようです。
地図では分岐地点が実際よりも下になっているような気がします。
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カモシカリフトの最下部までゲレンデを歩いて千年杉トレッキングコース
に入りました。
ブナの若木の気持ちよいコースでしたが、途中現れた「深い沢があるので
注意」の看板にどっきりしながらついた沢は私でも簡単に渡れる沢でした。
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千年杉という名ではあるけれども樹齢はだいたい600年位の杉のよう
です。回りの樹木と同化して、あまり迫力は伝わってきませんでした。
ここからは初級コースと沢を通る中級コースに分かれますが、疲れて
きたので初級ののんびりコースでえぼしスキー場の入口50m位手前
に出ました。
今回も膝のがっちりサポーターにお世話になりました。かなり安定感
はでるようです。
新しい登山靴対策は機能性インナーをザンバランについていたものに
戻して、靴下も変え、歩き出す前にカットバンを貼りましたが、ちょっと
豆ができてしまいました。ぴったりしすぎる?今まではいていたものは
少しゆるめで下りで足が動く感じがしたので今回は1サイズ小さくして
みたのでしたが。。。
登山口9:10-小阿寺沢9:25-前烏帽子岳11:30-後烏帽子岳
12:30~13:00-前烏帽子岳13:30-えぼしスキー場分岐13:45ー
えぼしスキー場14:45-千年杉15:30-スキー場駐車場15:50-
登山口16:00
by miyagi1305 | 2006-10-05 17:07 | 蔵王~面白山
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