東北自然歩道(新・奥の細道)の230コースのうち山形県には45のコースがある。
そのうちの一つ、笹野山を北側の御成山公園側から辿る「斜平の自然と笹野一刀彫を訪ねるみち」
は以前山仲間のSONEさんに肩の故障で歩ける山が限定されていた時に勧めてもらっていたコース
である。
ちなみに斜平(なでら)(山)とは笹野山のことを指すそうであるが、この山の地形を考えると
なるほどの名前である。
山形県の「穏やかな天気」は今の季節とても貴重だ。魔法に掛けられたようにほかにあった
予定をほっぽり出して半衝動的に出かけてしまった。
笹谷と関沢は雪。そのあと晴れたものの米沢南陽道路に乗ると今度は雨。
一喜一憂しながら121号線に入り登山口に近づいてゆく。
御成山公園入口にあった看板。

ここからは急なジグザグの路面に雪も積もり、車走行が心配になってきたが
雨の中を歩くのもいやなので2.5キロほど先の羽山神社入口の所まで進んだ。
雨が降っていたからのことで、晴れていれば入口か1キロ進んだ展望駐車場に車を
止めて歩きだしてもよかったと思う。そこからは未舗装路で洗車後の車がちょっと
べそをかいてしまった。
どろどろの路面が見えた。どうせどろになったので進んでもよさそうなものだが
この手前に車を停めた。

振り返って羽山。今季初めての雪道歩きなので車道歩きも楽しい。

1キロ弱進んで愛宕山(555m)。ここまでは車で入れたようである。

愛宕神社は夏の火祭りで有名だそうだが、もう冬仕舞いだ。
「鷹山公雨乞之碑」の大きな石碑が物語っていることに思いをはせてみる。

ここからは山道歩きになった。

細い尾根を進んで行くので左右両側の展望を得られる所が結構ある。
西側。

東側。

道沿いは灌木の所が多かったが、ここはちょっと雰囲気が違った。

古志田町へ下る道。東斜面は急なので結構たいへんそうだ。
山頂から車道を使って笹野観音のほうに下り、この道を登って周回することも
考えたが、本日は足回りが雪道仕様で舗装路は避けたい。今一気が乗らなくて
結局ピストンになった。

アンテナがたくさん立つ山頂が見えてきた。

山頂手前で歩いてきた道を振り返ってみる。

一昔前に流行ったアスレチック遊具にこんなのがあったっけ。
これはどんな役目をしているのか?気になる。。。

南西の展望。

帰り道で愛宕山から笹野山が眺められることに気がついた。