2010.11.11大里峠と赤芝峡

大里(おおり)峠(標高487m)は今から約480年前に開削された越後街道
(旧米沢十三峠街道)のうち宇津峠とならんで難所とされた峠である。
明治初期に日本を旅し、「日本奥地紀行」を書いたイギリス人の旅行家イザベラ・バード女史
がこの十三峠を通っており、峠道の険しさとともに、人々の厳しい暮らしながらもプライド
を持っていた様子や一生懸命働く様子が感じられて印象に残っている。

十三峠のうち黒沢峠は石畳の道として整備され当時の風情を感じながら歩いたが
その時に新潟の山仲間から今回の大里峠もよい峠道であることを聞いていて、いつか
歩いてみたいと思っていた。

11日の天気予報は「全国的に高気圧に覆われよい天気」であったが、新潟県と山形県
には曇りマークがついていた。
笹谷トンネルに入る時にちょうど朝日が顔を出した。
天気のよい太平洋に背中を向けて、曇りに向かって進むのには少し後悔も覚えたが、11月に
入ってからの日本海側の天気はなかなか気難しい。
南陽から西に進むに従って空模様が悪くなってきたが、目的地の紅葉もラストチャンスの
頃、と自分に言い聞かせながら車を進めた。

113号線沿いの紅葉の美しさはどうだ(←感動)!
曇天の中でも輝いている。
赤柴峡あたりの荒川沿いの紅葉もすばらしい。
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飯豊梅花皮荘のほうに入った玉川沿いの紅葉もため息が出るような美しさだ。
ドライブだけでも十分満足という気分になりながら車を進めた。

玉川小中学校を過ぎた郵便局の10m先位に右手に入る道があり、目立たないが
大里峠の標柱が立っている。ここを4~500m入ると案内板があった。
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着いたころから小雨が降り出してきた。ゆっくり準備をしながら雨がやまないか
待ってみたが、どうやらダメらしい。
あきらめて雨具に傘で歩きだすことにした。
奥に車が走れそうな道が続いて3~400m進んだ堰堤の下で手ノ倉沢川を橋で渡る。
駐車場があり、ここまでは進めたようである。
すぐに左手に入る。(まっすぐの車道は上の碑が見えるところで堰堤にぶつかり終わる)
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ほとんど落葉してしまった場所とまだ残っている所を繰り返しながら緩やかに高度を
あげて行く。
送電線の巡視路になっているのでおおむね整備された歩きやすい道が続く。
小沢を渡る所で西側の展望が開けた。
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沢を渡り終えた所からきれいなブナ林が続くようになった。
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送電線を前方右手上に見ながら進む。
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葉が落ちてさびしい風景だけど、こんな景色にとても魅かれる。
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大里峠。
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中に祀られているのは大蛇伝説に基づく大里大明神だそうであるが、かわいらしい感じがする。
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ちょっと怖い大蛇伝説はこちら。
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晴れていれば日本海が見えたそうだが残念!の新潟側にちょっと足を
踏みいれた後引き返した。
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往復5キロを歩いただけなのでまだまだ元気だ。
昭和の国道が遊歩道になっている赤芝峡に寄ってみることにした。
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滝も数か所現れたがコオリトリ沢の滝がいちばん見事だった。
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見上げる山肌の紅葉がきれいだ。
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展望ポイントあたりから下流を眺める。
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by miyagi1305 | 2010-11-16 06:39 | 山形県
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