2010.10.17博士山(1482m)

一度聞いたら忘れない興味深い山名は、近洞寺の山号から取ったという説と
大和朝廷の奥羽征討軍が北上する時に太刀を腰に佩いていたことから転じたという
説などあるようだが、はっきりはしないようだ。
イヌワシの生息も確認されたブナ原生林の山となれば秋の黄葉の時期に、と大事に
しまいすぎてなかなか出せなくなってしまったが、やっと機会が訪れた。
会津坂下ICで高速を降りて柳津桧原から西山温泉の標識に従って県道32号線に入る。
あとは博士山の標識に従って登山口まで約30キロ。
県道は走りやすいし、登山口まで舗装路なのは奥深い山の印象からすると意外といえば
意外だった。
大成沢の集落からは細い道で上がって行ったが、上に出たら立派な2車線の道路が現れた。
ガイドブックに駐車100台と書いてあるのは10台の間違いだろうと思って
いたら本当にそれくらいは停められそうな広場が奥にあったりして、思ったよりは
ずっと解放感のある場所からのスタートとなった。
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シダの少しぬかるむ緩やかな所を進み、急斜面の始まる手前左手に10m位
進んだ所に水場があった。
普通ならスタートすぐに水場に寄るなんてことはしないのだけど、ペットボトル
を1本置き忘れてしまったので、ごくごくと300cc位お腹に補充することに
したのだった。
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ロープが次々と現れる急坂の登りが続く。
ロープと鎖が両方ある岩場は足を乗せるところが遠くてちょっとたいへんだった。
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急斜面には必ずと言ってよいほどアスナロの大木も頑張っている。
木に白いプラスチックの板が何本も掛けられていたが、ペンキがはげて字は
残っていない。樹齢何年とかと書いてあったようだ。
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シャクナゲ洞門を過ぎれば急坂も終わり、前峰である社峰の斜面が見渡せる場所
が現れた。
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まもなく分岐。
左に緩やかな尾根を進んでいく。ブナの黄葉がちょうど見ごろだ。
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アスナロの巨木も次々と現れる。
複雑な樹形だ。この山のアスナロの大木は樹齢700年前後位のものが多いそうだが
これもその位にはなっていそうだ。
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2~3か所北側に展望の開けるところがあった。
見えている一番奥はたぶん明神ヶ岳だろう。
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カエデ類の鮮やかな紅葉を楽しみながら進む。
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社峰に着いてやっと博士山の山頂が見えてきた。
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山頂からは飯豊や吾妻など北から東の展望が得られるそうだが、この日はガス
が湧きやすくて遠くの山山の景色はみることができなかった。
衛星放送のアンテナに山名が書いてあるのが面白い。
一等三角点の山頂だ。
紅葉時期の日曜日というのに案外静か。単独2人とすれ違って山頂独り占め
で休憩した。
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下りは近洞寺尾根を下る。
下山の看板が次々と現れてきた。
道海泣き尾根は登るのは案外楽しかったけど、下りは嫌だと思ったので
この道順は同感だった。
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近洞寺跡のある近洞寺山までは登り返しになった。
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あとは特徴といって特徴のない道をしばらく下った。
立派な道路に出た。
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登り3キロほど下り3.3キロで車道歩きは1キロ弱。
5時間弱で程よい歩きになった。
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山に向かう時に橋の下に見えた西山温泉の佇まいがよかったので寄ってみた。
何件かあるけど車が入りやすい雰囲気で中の湯にしてみた。
ちょうど3人組がお風呂から出てきたところだったので聞いてみたら檜の湯が
よかったとのこと。
別棟になっている檜の湯。
内湯と露天風呂両方あるけど、男女両方分はないので交代で使うことになっているそうだ。
50分以内でお願いしますとのことだったけど、なるほど露天風呂のほうは
ぬるめで結構長居ができそうだった。
800円だけどかなり気持ちよかった。
本館内の小さいほうの温泉は500円だそうだ。
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by miyagi1305 | 2010-10-22 18:17 | 福島県
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