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そんなに甘くはないよ、の刈田岳(山頂すぐ下まで)

年末から続いていた冬型の気圧配置が緩むということだったので
5日刈田岳に出かけてみました。
朝自宅から見上げた蔵王は後烏帽子くらいまでは山頂が見えますが
刈田岳方面は雲に覆われていました。
いちまつの不安はありながらも里の穏やかさに進んで騙されることにしました。

すみかわスノーパークで登山券1200円を買いリフトを3本乗り継ぎます。
一番上のリフトは降りる所がちょっと怖い。
急いで下りないと足が浮いて降りれなくなってしまいます。
で、はずかしいことにこの日は失敗。
(だってリフト減速してくれないんだもの、とちょっといいわけ)
あやうくまた下に下ってしまいそうなところを停止してもらってなんとか下りることが
できました。
リフトから下りる時の怖さがなければ毎週きてもいいのになあ。。
って、いかに私が鈍いかってことですよね。

山頂の雲ゆきはあいかわらずぱっとしません。
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今回は回りの様子を観察しながら雪上車の走る通りにゆっくり歩いてみることに
しました。
風をさえぎる樹木がなくなると西から強い風が吹き付けてくるようになりました。
尾根コースはかなりきびしいものになりそうと思い、雪上車コースを進むことにしました。
井戸沢を跨ぐあたりの樹氷はこれからといったところです。
そんなに甘くはないよ、の刈田岳(山頂すぐ下まで)_f0003138_1345812.jpg

ハイライン入口の標識。積雪はどれくらい?の尺度にしように、もとの高さを
忘れてしまいました。

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さっき登っていったばかりの雪上車が下ってきました。
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続いてスキーの人が下ってきました。
樹氷もこのへんまでくるとだいぶそれらしくなってきました。
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雪上車と人が下っていったので安心して風のあたらないところを選び
道の真ん中でおやつにすることにしました。
と、ガスの中から音もなく突然
未確認物体が近づいてきました。
えっ!なに?
急いで脇によけました。
除雪車も上がってきていたんですね。
ひかれることはないでしょうが、いると思ってなかったのでびっくりしました。

雪上車が引き返すところから先に登ろうと思いましたが、風はますます強く
視界はますます悪く、足元の高ささえわからなくなってきました。
雪も殴りつけてきます。
それにずっとここまでスノーシューを担いできたので、肩が痛くてたまらなく
なってしまいました。
もう山頂は目の前、GPSも持っているからといっても、この視界の悪さでは
広い山頂で迷子にならないとも限りません。
おとなしく引き返すことにしました。
下りはスノーシューで斜面をショートカットしました。
また雪上車が登ってきました。
モノクロの世界に一人でさびしくなったか、色物がうれしく思えました。
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途中少し日の差しそうな感もありましたが、気づいた限りでは山頂の雲がとれることは
なかったようです。
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ゲレンデトップからは長く感じられた30分の下りでした。
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少し木立の中に入ってみたら、うさぎを驚かせてしまいました。
できたてほやほやの足跡です。
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冬季の地蔵山~刈田岳間を歩いてみたいと思っていますが、蔵王スキー場から
だとロープウエーを2つ乗り継いで1800円。長いスキー場をとぼとぼ下るのが嫌と
なれば往復で3600円になります。
雪上車なんて贅沢、と思っていましたが、バックカントリー用の片道が3000円
なので、スノーシューであればこれを使って刈田岳から地蔵山まで歩くほうが
いくらか安上がりになりそうです。

今回は11.5キロで4時間強。寒い寒い蔵王でした。
そんなに甘くはないよ、の刈田岳(山頂すぐ下まで)_f0003138_14344173.jpg

by miyagi1305 | 2009-01-07 15:14 | 蔵王~面白山
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