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高原山(釈迦ヶ岳1795m・鶏頂山1756m)9月19日

高原山は那須連山と日光連山の間に位置する山塊にある。
釈迦ヶ岳・中岳・西平岳・鶏頂山などのピークの総称であって日本三百名山に選ばれている。
日塩もみじラインから登られるのが一般的なようで、この日もそちらからの
登山者のほうがずっと多かった。

一方こちらはレンゲツツジで有名な八方ヶ原の大間々台からのアプローチである。
有料道路代をケチった、というのももちろんあるが、アクセスのし易さを取ったというのもある。
レンゲツツジの頃の写真を見て憧れていた、もあり、シロヤシオの時期に思いを
はせていたというのもある。
花の時期は外してしまったものの、どうせなら大間々台から歩きたかったのだ。

西那須野塩原ICで高速を降りて塩原温泉郷の入口福渡温泉から県道56号線の下塩原矢板線に
入り南下する。かなりのくねくね道で、南口の矢板側から比べると走行注意が続いた。
(ここまで高速高速160キロ+R40015キロ+県道56号線15キロ+3キロ)

登山口は広々の駐車場にきれいなトイレがあって気持ちよい。
ここで標高1250m位。今回の最高峰の釈迦ヶ岳は1795mだから550mほどだが
この数字だけで考えると大間違い。
小さなアップダウンを繰り返しながらの大きなアップダウンで累計標高は約1200mになった。

遊歩道があちこちに張り巡らされていて、のんびり散歩だけの人も多いに違いない。
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歩きだしは林間コースと見晴らしコースに分かれ、私は林間コース(北側のコース)
から進むことにした。
オオウラジロモミと樹木名が書かれていたが、この木が多くて少し薄暗いが、日差しを遮って
涼しくもある。
枯れ沢を横切る所で下部周回のちょうど半分の1キロでここから標高を上げる。
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上方が明るくなって周回道の奥の八海神社(八海山1539m)に着いた。
手前のピークが矢板市最高峰1590mと標識のあった山で、釈迦ヶ岳はその左奥に見えている。
間に沢があるので、東側に回り込みながら進むので見た目よりは長い距離を歩くことになった。
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剣ヶ峰がどこか今一わからない。矢板市最高峰を下った大入道との分岐の所がそうだったか。
地図にはそのあたりに剣ヶ峰と書いてあるが、その名前から想像するような場所ではなく
ただの分岐の通過点であった。
写真で言えば左端あたり。ここで90度方向を変えて進む。
剣ヶ峰を下りきったあたりから通ってきた矢板市最高峰を見上げる。
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小さなアップダウンを繰り返してしばらく標高は一向に上がらないが
笹が刈り払らわれたばかりの登山道を歩くのは感謝の気持ちもあってうれしい。
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2時間半ほどで釈迦ヶ岳の山頂に着いた。広くて展望がいい。
あそこまで行けるかどうか、思案の鶏頂山が見える。
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奥のほうに釈迦如来の座像がある。(樹木の陰になっている)
どうやって運んだのか?上で作ったのか?の大きさだ。
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お腹を満たしたら少し元気になったので鶏頂山まで頑張ってみることにした。
いきなり急な所を下る。帰りのことを考えると憂鬱である。
標高にして140m。
下ったのに間に御嶽山があって、この山をまた登って下る。
やっと鶏頂山が近づいてきた。
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親切なトラロープ。
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段差の大きい所にはハシゴやう回路が付けられた登山道を登って山頂だ。
こちらは東から北側の展望が開ける。
釈迦ヶ岳との間の沢からあっという間にガスが湧いてきた。
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のんびり休むによい山頂だが(建物は神社)のんびり休んでいる時間はなくなって
きたのですぐに引き返す。
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御嶽山を登って下り、釈迦ヶ岳へまた登り、そして下る。斜面の途中鶏頂山を眺める。
手前が御嶽山だ。
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ここ、雰囲気がよかった所。行きには登山者が休んでいたので、帰りに写真を撮った。
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八海神社まで戻ったら今度は見晴らしコースを下る。
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ミツモチとの分岐。ここからは樹林帯の中を進んだ。
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4時ちょっと過ぎ。くたくたで駐車場に戻る。
那須連山がまだ見えていた。
(翌日はこの山の予定だったけど、北関東は朝から雨が降り出したので登山は中止にした)
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8時半にスタートして往復7時間半。最近はあんまり長い山歩き
は辛くなってきたが、遠くまで出かけるとつい頑張ってしまう。
アップダウンの多い往復13.4キロは正直疲れたけど歩けるうちに歩けてよかった。
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by miyagi1305 | 2010-09-21 12:01 | 関東・山と旅

二口山塊・ムジナ森石橋と仙台神室(9月5日)

7月に鳥海山・笙ヶ岳を歩いた時に、「今度は蔵王に遊びに来てね」と鯛金さんを
誘っていたが、8月の暑さである。9月に入ったら落ち着くのでは、と計画を立てた。
まずは南蔵王縦走や北蔵王縦走をしてもらうのが王道といえば王道なのではある。
ずいぶん前にもそんな話はしていたのであったが、相次ぐ私の膝や肩の修復で
立ち消え状態になっていたいきさつもある。
それにこの暑さだ。
いくらでも標高の高い中央蔵王あたりを歩いてもらうのがよいには違いない。
と迷いながらも
庄内から一番近くて割とコンパクトに展望の変化を楽しめるコースということで
笹谷峠からの仙台神室を案内することになった。
どうせなら変化を楽しんでもらおう、人がほとんど入らないスペシャルな場所も
付けちゃうっていうのもいいか、なんて段々エスカレートしてしまった。

この暑さではあの藪こぎはやっぱり大変だった、と気付いたのはいつものことの
頭の回りの悪さで実行後であった。

6時45分の待ち合わせであるが、朝ごはんを食べながら準備もゆっくりしたいので
早めにうちを出た。
朝の笹谷峠は18度。すがすがしい空気だ。
ちょっとしてみいらさんもやってきた。
山形盆地に雲がたまり、雲海の上に朝日連峰が長い線を引いている。
朝日のちょっと手前に島のように浮かんでいるのは白鷹山(標高994m)だそうだ。
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2人でそれぞれ朝食準備を済ませたころ庄内組も到着した。
佐藤@鶴岡さんとは2008年の6月に日暮沢から狐穴小屋まで一緒に歩いて以来で
懐かしい。でもついこの前会ったばかりのような身近さも感じる。

みいらさんの車に4人乗りこんで仙人大滝コースに向かい7時10分ころスタートした。
標高900mの笹谷峠より200mほど標高を下げたが、ブナの多い森の中の沢沿い
コースは涼風が吹き心地よい。
ちらりと見えた滝をもっとよくみようと下に降りた鯛金さんに続いて降りてみた。
実は私は滝壺の見えるところまで降りたのは初めてであった。
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この滝のすぐ上で印象的なウォータースライダー滝を通りすぎて何回か沢を
渡り返して仙人大滝の分岐に着いた。
佐藤@鶴岡さんに「大滝まで5~6分くらい?」
と聞かれて「そんなにかからないと思います」
と答えたが、これは実は滝の見える途中までのことだった。
滝壺まで行けること、そこまで自分は行ってなかったことがわかった。
とずいぶんいい加減な案内ぶりを最初からしてしまった。
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仙人大滝からショートカットで登る踏み跡みたいのがあったが、分岐の所に荷物を
おいてきたので、戻り、登山道を辿る。
988mピークの次のピークはずいぶん前から稜線伝いのコースは危険回避のため
巻き道のコースに付け替えられていて遠回りだ。
回り道のほうも終わりのほうはロープや木の根をつかんでがしがし登る所が続き
急坂を登り切った所で以前のコースに合流する。
ここから少し進むと1180mピークへの分岐(らしきもの)がある。
ダンゴ平への道と間違って直進してしまう人が多いせいか、入口だけは踏み跡が
しっかり出来ているがすぐに藪に埋もれる。1180mピークへはそんな所を進む。
2年前は後ろにくっついて歩いたせいかそれほど大変とも思わなかったが、自分が
先頭に立って歩くとやっぱりずいぶん大変だ。
1180mピークの藪も相変わらずすごい。石橋への降り口を探すのにうろうろし
尾根から右手に下る所を探すのにない、ない、と少し不安になり、降り立った基部から
ブナの急斜面を下るのにはルートを西寄りに取って以前と違う所を進んでしまった。
笹藪が邪魔だが、ここは豊なブナの森なのだ。
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少し遠回りになりながらも石橋に辿りついた。
この石橋は大きすぎてカメラに入りきらない。
佐藤@鶴岡さんがモデルで石橋の下まで降りてくれた。
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1180mピークまで登ってから標高差170m下るのだから結構時間も掛るというのに
なぜか登山道の分岐から往復1時間くらいと思い違いをしていた。
なんていい加減なガイドであろうか。
今回は休憩も入れて往復2時間を費やした。
暑い日の藪こぎと急坂下り登りは疲労困憊なのであった。
ダンゴ平でこのまま山形神室に向かうか仙台神室まで足を延ばすか迷ったが
せっかく来たからには仙台神室も歩くという気概を見せる鯛金さんである。
稜線に出たら風でも吹かないかとの希望も空しく、おまけに少し曇っていた空から
太陽が顔を出したりして、暑い暑い登りに耐えての仙台神室。
達成感いっぱいのみんなの笑顔がもらえてよかった~。
うしろ姿のみいらさんもニッコリしてくれてたはず。
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北側は大東岳がやっぱり目を引く。
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山形神室への登り返しも暑いのなんの。
まるでしごきというか苦行のごとき山行きみたいになってしまったね。。。
山形神室を下るあたりから涼しい風を時々受けるようになってきた。
風を感じながらきれいな景色を見て下るこのコースはやっぱり楽しい。
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今年初めて見るマツムシソウだ。
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トンガリ山の風は最高に気持ちよかった。みんなの足が止まる。
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ハマグリ山で踏んできたピークを眺めてから笹谷峠への道を進んだ。
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7時過ぎに歩き初めて笹谷峠着は5時ちょっと前。
みなさん、暑い中本当に本当にお疲れ様でした。
GPSを消し忘れて車道にも赤線が入ってしまいました。
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後記:1180mピークをムジナ森と書いていましたが、なんの根拠もなく
書いていましたので、1180mピークに直しました。
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by miyagi1305 | 2010-09-06 11:40 | 蔵王~面白山

聖山平から屏風岳周回(8月31日)

すみかわスノーパークの中を通る観光道路は樹氷観察の雪上車に乗って通る人の
ほうが断然多いに違いない。
その途中にある聖山平登山口から南蔵王に登る人は休日でもあまりいない。
なにしろ暗いアオモリトドマツの中をしばらく歩かなければならない地味で少し心細いコースなのだ。
しかし今年の夏のこの暑さだ。
標高1300m以上から登れて針葉樹の木陰の中の道とくれば、案外穴場かもとも思え出かけてみた。
めずらしく車が一台停まっている。
去年の秋にコースの整備がされたと聞いていたが、教えてくれた人も詳しくはわからない
ようなので、どんなふうになったのか、様子を見に来たというのもあった。
歩きだしてすぐのところなども短い急斜面に鉄梯子が設置されたりして歩きやすくなっていたが、一番大きな整備は澄川を渡る所だった。
下の写真で左に進む旧ルートは斜面を細い足場の悪い道で巻いて下ったが、新ルートでは
もっと上流で渡るように道が付け替えられていた。
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あとでGPSのログを見てみたら崖標示の所を下ったようだけど、丸太の階段で
歩きやすく道が付けられていたので、旧道よりは安全に歩けるようになっていた。
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中州があって川が二手に分かれているため旧道よりは川幅が狭く感じる上流で澄川を渡った。
釣りをしている人たちがいた。登山口の車はこの人たちだったようだ。
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右岸の斜面を登り尾根に取りついてロープの張ってある旧道と合わさった。
ほどなく展望台である。
ここからの澄川の眺めは紅葉の時期にはすばらしいだろうなあと思いながらも
なかなか時期が合わない。
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今の時期の花たちは地味なものが多い。
オヤリハグマとはよく言ったものだ。3つに分かれた葉っぱは槍の穂先を容易に
連想できる。ハグマというのは「白熊」でハグマだけど、もちろん北極圏にすむ
シロクマ君のことではない。唐から渡来した、ヤクの尾で出来たポンポン(チア
リーダーが持ってるようなやつ)のことなのだそうだ。旗に付けて飾りにしたそうだ。
ハグマの仲間にはそんな感じでふさふさしたのもあるけど、オヤリハグマはぐっと控えめだ。
でもカールした感じがとってもいいね。
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地味といえばカニコウモリの花も負けてはいない。
気付かないふりをして通り過ぎてしまいそうな花だけど、アップでみるとこの花もカールの様子がとってもかわいい。
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タマゴタケはおいしいらしい。帰りにいただいちゃおうかな、なんて思ってたんだけど。。。
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前方に見えていた後烏帽子岳がぐっと近くなって見えてきたころ雲が湧いてきた。
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地味なコースを地味な花々を見ながら進んで、ダケカンバが印象的なろうずめ平。
ここからは見上げる急斜面を登って行く。
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クロバナヒキオコシって花の図鑑には日本海側って書いてあるけど、これは
どうみてもクロバナヒキオコシに見える。
ヒキオコシは胃腸の薬だ。転げまわるくらいお腹の痛い人に煎じて飲ませたらすぐに
立ち上がれるくらい元気になったところからきているそうだ。
しまった~。葉っぱが苦いかかじってみればよかった、とはいつもあとで思うこと。
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登り切って低いアオモリトドマツの間をしばらく進むと小湿原があって刈田岳までの眺めがいい。
(と書きながら刈田岳は映っていなくて写真は杉ヶ峰)
立ち枯れたアオモリトドマツが多いのが気になるところだ。
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雲行きがあやしいようにも思えたけどせっかくここまできたのだからと屏風岳まで
足を延ばすことにした。
山頂は暑くなく寒くなくちょうどよい気温でうれしいなあ、なんて思っていられたのは
ほんのつかの間だった。
サンドイッチを一枚食べ終えないうちに
ぽつぽつ。ときて
パラパラ。ときて
ざーーー
とあっという間もなく土砂降りになった。
ナナカマドの下に入って急いでカッパを着た。
中途半端な雨の時はカッパを着て濡れるか、汗でぬれるか、なんて迷っているうちに
結構濡れることがあって、それはそれで困るけど、こんなに急にざーっと来られる
のも、慌てふためいてとっても困るのだった。
登山道はすぐに泥の川に変わった。
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来た道は急斜面は掘のような登山道だった。滝のように流れる雨水の中下ることに
なったら大変だ。
澄川の渡渉も心配である。
遠回りして、南蔵王縦走路からエコーライン~観光道路経由で帰ることにした。
登りは5キロだったが、帰りはエコーラインまでも4.5キロあるので、距離は倍
位になりそうだが、こちらのほうが安全だ。(雷はちょっと心配だけど)
こんな天気の日はみんなもう引き返して誰とも合わないだろうと思っていたが
単独者3人と夫婦連れ1組とすれ違った。
こんな土砂降りの中みんなすごいなあ、と思ったけど、雲は南のほうから北のほうに
移動している。もしかすると、私が一番ひどい雨降りの中を歩いているのであって
反対から来る人たちはそれほどの雨にはあっていないのかもしれない。
中にはカッパを着てなくてずぶぬれの人や傘差しで登ってきた人もいるのでそうに違いない。

なぜか屏風にくると雨が降る。
2年前の7月に屏風に来た時も雨にやられた。
それとも、「こんなに暑かったら山歩きは雲りのほうがいいのになあ、なんて思い過ぎてお天気の
神様に見放されてしまったのか?

2年前の屏風の雨で携帯をダメにしたので、今回は注意したつもりだったけど、やっぱりおかしく
なってしまった。どこでも圏外になってしまう。
デジカメとGPSはセーフ。
一番弱いのはやっぱり携帯のようだ。
防水のじゃないといざという時つかいものにならないのかも、とは思うけど買い替える
のもたいへんだ。
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by miyagi1305 | 2010-09-02 13:01 | 蔵王~面白山