カテゴリ:岩手県( 26 )

2013.6.1折爪岳

めずらしく土日休みがもらえたので、高速道のETC休日半額を利用して少し遠くに
足を延ばしてみることにしました。
亘理人さんと行先を相談したら奥州街道歩きで眺めた名久井岳が気になる、折爪岳
や階上岳も近くにあってこれらの山もよさそうだよ、ということでこの三山めぐりをして
みることになりました。
八戸道から近いので、高速降りてすぐ山歩きができるし、山歩きを終えたら短い距離で
高速に乗って帰宅の途につけるので、このくらい遠出でも大丈夫かなと選ぶポイント
になりました。

三山とも車道が頂上近くまで登っているので、楽をするつもりならいくらでも楽ができる
山ですが、森林浴をしながら汗を流し、自然を満喫するならそれも十分できる
人にやさしい仕様の山でした。

まずは折爪岳(852.2m)です。
八戸道の九戸ICで下りたらすぐ上の山です。
登山口はコロボックルランドとミレットパークの2か所があり、舗装道で繋がっています。
私たちはコロボックルランドに車を置き、緩やかに下ったミレットパークからブナの小径
とあおじし小屋経由で北側の軽米側展望台に登りました。
木漏れ日が気持ちいい。
シナノキとトチノキがたくさんありました。
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クルマバツクバネソウが咲いていました。
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山上台地には大きな展望台が3つあり、どれからも360度のパノラマ展望が楽しめました。
軽米側からは八甲田が一番よく見えました。
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次に目指す名久井岳もすぐにわかりました。
亘理人さんが気になったというだけあり、目立つ存在です。
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折爪岳の山頂を眺めます。
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山頂の雰囲気ははっきり言って今一です。
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山頂を過ぎると舗装路になり下から上がって来た舗装路とぶつかります。
真ん中の大きな展望台(左手の建造物)が見えています。
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パラグライダーの人たちが風が収まるのをまっていました。
下はほとんど無風だったのに、山上は結構強い風が吹いているのにはびっくりでした。
この展望台から明日行く予定の階上岳が右となりの久慈平岳と並んできれいな姿を見せて
いました。
八戸道も見えていますね。
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奥には岩手山(右)と姫神山(左)が弧を描くように見えていました。
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南側の野鳥観察施設の展望台に向かいます。
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展望台からは森に入って下って行きます。
平な山上にくらべ、東斜面は急斜面が続きます。南側のコースは階段のジグザグ道
が続きました。

ムンクの絵を思い浮かべる木です。
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下のほうは枝分かれがたくさんありましたが、どれをとってもコロボックルランドに
下れそうでした。
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オドリコソウが咲いていました。
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上の風が少しはほしいコロボックルランドに戻りました。
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コロボックルのお出迎えです。
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11.5キロですが、半分くらいは平坦な道のゆっくり歩きでした。
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山上まで上がってきていた舗装路沿いには折爪5滝というのがあるというので車で
行ってみることにしまいた。
最初はオドデさまの滝です。
オドデさまってなに?と気になりますね。オドデさまとはフクロウの頭と人の足を持つ
人の心が読める怪人と説明書きがありました。
人受けしたい気持ちはあるらしく、アニメのキャラクターに姿を変えてきたようです。
オドデさまとオドデさまの滝です。
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次の江刺家大滝は車道から上に登った奥にあるようですが、歩道が通行禁止になってお
り確認できませんでした。
その上の3つの滝はほそぼそと流れ落ちていました。
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by miyagi1305 | 2013-06-03 16:39 | 岩手県

2013.4.22万寿山(410m)

4月22日、束稲山に続いては花巻温泉に近い万寿山に行きました。
今の季節ミスミソウ目当てで今の季節訪れる人の多い山です。

21日に降った雪が被ってミスミソウが見れないのじゃないかと、この山を午後
にまわしましたが、登山口の花巻交流の森に着いたら地面が乾いています。
雪が融けたのかなと思いましたが、山頂まで行っても地面は乾いた状態でした。
ほど近い南の平泉には雪が降ったのに、不思議なことにここには雪は降らなかったの
ですね。

交流の森からまっすぐ北上します。
下のほうはアカマツが多い林です。
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上に行くに従い、広葉樹の気持ちよい林相になってきました。
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台温泉への分岐を分けて登り返すところから万寿山が近づいたのを眺めます。
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鉄塔から急坂をひと登りで山頂でした。
建物には電線の保守に使う用具でも入っているのでしょうか。
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樹木に囲まれて展望はありませんでした。
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送電線の巡視路で台温泉に下ります。
亘理人さんがHPからプリントアウトした資料を持ってきてくれ、登山口で会った人にも
教えてもらって、台温泉へは周回コースが取れることがわかったので、そのコースで
歩くことにしました。
台温泉が近づいてきました。
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住宅の間の道を通らせてもらい道路にでました。
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もう一つのコース入口はやまゆり館の宿の敷地内を通らせてもらって入りました。
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建物が終わってすぐのところにコース入口の標識がありました。
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鉄塔の所が切り開かれ、展望所になっていました。
雨が降ったりやんだりの天気で手前に虹が掛った万寿山が見えました。
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下りは県民ゴルフ場の奥に草井山を眺めながら歩きました。
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万寿山で見たミスミソウです。
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セリバオウレンもアップでみると繊細で素敵な花ですね。真っ白な雄花。
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亘理人さんが雌花を探してくれました。
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by miyagi1305 | 2013-04-25 18:48 | 岩手県

2013.4.22束稲山(経塚山(519.1m)と駒形山(430m)

岩手県の経塚山といえばなんといっても焼石連峰の経塚山が有名ですが、今回は
平泉町と奥州市の境に位置する小さいほうの経塚山を歩いてみました。
経塚山と音羽山と駒形山とを合わせて束稲山ということらしいのですが、またこの三山とは
別に束稲山(595.7m)と名の付く山もあり、少し紛らわしいのでした。
かつては西行法師が吉野の桜と比較するほど有名な桜の名所だったそうですが、ヤマザクラ
の季節にはまだはやい、雪の季節に逆戻りした束稲山の一日となりました。
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西行桜の森とは反対側の北側にある月山神社キャンプ場から歩き出すことにしました。
南側のほうがポピュラーな感じなので、少しあまのじゃくしてみたくなっただけなのですが
前日の日曜日に降った雪が残り、ハラハラの運転で駐車場に着きました。
しばらく階段歩きが続きます。
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鮮やかな黄色い花が目に飛び込んできました。
アブラチャンだと亘理人さんに教えてもらいました。
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アブラチャンを見ながら登って行きます。
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より山頂に近くなったあたりに胎内石がありました。
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石っていうよりは岩って感じですね。
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この岩の上で北上川側の展望が開けてきました。
奥の山は焼石連峰の経塚山でしょうか。
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音羽山方面との分岐にあった看板が苔むしてしたので亘理人さんがお掃除して
字が見えるようにしました。
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山頂から100mほど手前に立つ展望台です。
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展望台での展望に感激して山頂に向かったら、山頂からの展望のほうがずっと良く
栗駒山から焼石連峰が一望できました。
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ここから駒形山に向かいました。一旦ぐっと下ったあと緩やかな道が続きましたが
あまり歩く人がいない雰囲気でした。
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駒形山にも展望台がありました。ここは展望台がないと手前の樹木に邪魔されて
見えづらかっただろうからあってよかった展望台でした。
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帰りは辿った道の西側にある破線の道で戻ろうとしたら違ったようです。
途中枯草がごちゃごちゃしたところに道の入口があり、藪で隠れてしまったのかも
しれません。近道をするつもりでしたが、経塚山まではおとなしく来た道を戻ることにしました。
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by miyagi1305 | 2013-04-25 17:46 | 岩手県

2010.11.21珊瑚岳~国見山~男山

駒ヶ岳の後、桜で有名な北上市の展勝地から東に延びる丘陵地を歩いてみることにした。
いろんなコースがあるようだが、県道14号線を北上したので一番近い「いこいの森」
の駐車場に車を停め、ここから歩きだすことにした。
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「珊瑚岳」と「男山」の標識があったが、まず左手の珊瑚岳のほうへ進んでみた。
舗装道はすぐに遊歩道に変わり、気持ちのよい林に続く。
尖がったピークが男山のようだ。
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途中「西谷」ってどこ?の分岐があったり、博物館からの道が上がってきたりする
所を通り過ぎて国指定史跡の「南部領伊達領境塚」。
伊達藩の領地がどこまでか、なんて意識したことがなかったから案外知らないことだった。
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境塚からは幅の広い道を歩き、下から2本目で上がってきた道の所から珊瑚岳に登る。
林の中の通過点みたいな山頂だ。
珊瑚岳の名前のヒントはここにはなかった。
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ここは火山地形なのだそうだ。
国見山に向かって進むようになると溶岩の塊がごろごろした所を通るようになった。
でこぼこした岩が珊瑚みたいに見えたのかな、なんて思いながら歩く。
国見山はそんな溶岩塊の一つを山頂に持つ。
ロープの張ってある急斜面を登り終えた所がそうだったのか、と山頂とは気付かずに
通ってしまった。

平和観音。
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午前中に歩いた駒ヶ岳はどのへんか。一つの長い繋がりでみえる焼石連峰だ。
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岩手山が近い。
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振り返って珊瑚岳。
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「戸木(とこ)の峰」と呼ばれていたという大岩の上の展望台からも眺めを楽しんだあと
廃寺のほうに下った。

胎内岩。
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新分県登山ガイドによると、一帯は今から1200年前に栄えた山岳宗教の地で
700位の堂と36の僧坊があったという。
そのなかの一つ、多宝塔跡。
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極楽寺、今。
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疲れてきたので、山道はやめて、車道歩きのウォーキングで戻ることにした。

今年はひこばえがいつまでも青々としている、という話題が何度かニュースで
流れたが、ここもそうであった。
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男山にも寄ってみることにした。
山頂に「やすらぎの像」というのが建っていてすぐ下まで車道が上がってきている。
山歩きしたともいえないような山だけどタイトルには二山よりは三山並べるほうが
かっこよいではないか、なんて不純な動機もあったりしたのだ。
展勝地と北上市街が眺められた。
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by miyagi1305 | 2010-11-27 18:55 | 岩手県

2010・11・21駒ヶ岳金ヶ崎コース

3年前に夏油温泉からあるいた駒ヶ岳を金ヶ崎から登ってみることにした。
残雪期に歩くのが楽しそうなコースなので、一度下見をしたいと思っていたのだ。
水沢ICで下りて永岡温泉「夢の湯」を通って近づいて行くとあたりは広い牧草地
になった。その名も駒ヶ岳牧場だ。(写真は帰りに撮ったものを選んだ)
右に見えるのが駒ヶ岳、その左側のとんがっている山は夏に歩いた経塚山だ。
だ。
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県道37号線を突っ切って5キロほどで広い登山口があった。
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うがい清水の赤い鳥居の手前に登山ポストがあり、そこから道が続いていた。
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向こう側に削り取られた斜面が見え、その上に駒ヶ岳を眺められる植林地をちょっと通る。
あとは広々で気持ちのよいブナ林が広がっていた。
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途中雑木と笹のインターバルがあり、標高742.1mの三角点を過ぎたあたりで
またブナ林が現れる。白い幹だけのブナが青空をひきたてている。
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風のない小春日和。
暖かい日差しを浴びながら、緩やかな道を登って行けば、こんな日にのんびり歩くのに
ぴったりの山という気がしてくる。
下賽ノ河原で駒ヶ岳がぐっと近づいて見えてきた。
右手の小ピークはなんだろうと思ったら、通り道だった。
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経塚山で今年山頂の神社が新築になったと聞いていたが、ずいぶん立派な神社になっていた。
先着の男性によると下から人力で資材を担ぎあげて作ったとのこと。
腰をおろして休む場所なども出来、山頂は以前よりだいぶ整備されたようだ。
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先着の男性あ「あの山のそばからやってきた」と指さす平泉の経塚山(束稲山)は右手
霞みの上に頭を出して存在感を示している。
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どこから見ても大きく裾野を広げた栗駒山。
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経塚山の右奥の焼石岳は手前の東焼石岳にかぶさっているためか南本内岳よりも
雪が見えない。ずっと右手は牛形山だ。
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今年の雪はどうなのか。夏油スキー場も今頃はやきもきしているかもしれない。
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こんな良い天気なのに人が少ないなあ、と思っていたら下りで2人組、1人、1人、3人組
2人組、1人とすれちがった。
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by miyagi1305 | 2010-11-23 19:25 | 岩手県

須川高原温泉から周回コースで栗駒山(8月9日)

暑い日が続いている。
なるべく標高の高い所からあんまり頑張らないで山頂に立てる山がいい。
須川高原温泉からの栗駒山が思い浮かんだ。
このコースなら標高1100mからの登りで、距離もそう長くない。
この春2年ぶりにR342号線が復旧したので、すぐにでも出かけてみたいとは思っていたのであった。

まだ朝早いというのに、コンクリートミキサー車が走っている。
あちこちで復旧作業が続いており、山の斜面が痛々しく崩れている所を次々通る。
90度近くに折れまがってしまった祭るべ大橋、解体作業中の真湯山荘などを見ながら進み
一関ICから40キロ以上走って須川高原温泉に着いた。
涼しい所を求める気持ちはみんな同じか、月曜日というのにずいぶん車が停まっていた。
宿泊客の車もあるだろうが、次次に散策や山歩きに出かけてゆく人たちも多い。
隣の車の人が誰にともなく、やっぱりここは涼しいから歩くのも楽だね、なんていってた
けど、私はこのくらいじゃ結構歩けば暑そうだな、と思っていたところだったので、相槌
も打てずあいまいにもごもご言ってスタートした。
須川高原温泉から歩くのはずいぶん久しぶりだ。
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北側に浮かぶ雲海をみてあの中は涼しいだろうなあ、なんてつい涼しさだけを考えてしまう。
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名残ヶ原越しに栗駒山が大きい。
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今日は須川コースで登って虚空蔵山まで行ってみよう、と実は思っていたのだが、看板をみて
気が変わった。3年ぶり、地震後初の栗駒山はやっぱりまずは栗駒山、だよね。
というわけで自然観察路を進み、たぶん余力があるはずだから帰りに虚空蔵山まで足を延ばす
ことにしよう、なんてね。
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モウセンゴケの花はとっても小さい。意識してみないと気付かない。
しかし探してみると、湿原はモウセンゴケだらけだし、花もたくさん咲いている。
湿原では写真に撮れるくらい近くでは咲いていなかったけど、自然観察路を進んでいくと
道のへりにもたくさん咲いていた。
米粒くらいにしか見えないほど小さいがアップで撮れた。
花はこのうえなくかわいいけど、食虫植物である。
葉っぱの粘液で虫を動けなくさせるわけだけど、花粉も昆虫に運んでもらう。
花粉を付けた昆虫が葉っぱで休もうと腰を下ろしたらどうなるのよ?
それに栄養も貰って花粉も運んでもらおうなんて都合良すぎない?とも思うけど
葉っぱでお縄に掛る虫と花粉を運ぶ虫は違うんだろうね。
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チョウジギクをみると、いつもメデゥーサが浮かんでくるけど、一つ一つの花はかわいい。
香料のチョウジに頭花が似ているからというけど、チョウジってなんだっけ?とピンとこない。
そうでした、クローブだったのだ。(といってもクローブの形もピンとこない)
クローブもチョウジも「クギ」が名前の由来と聞けばなるほどそうである。
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自然観察路コースははっきり言えば地味なコースだが所々では展望もある。
そんな景色は大事にしたい。
車で通る時に谷の対岸に見た斜面のものと思われる急斜面の崩れが見えた。
2年前の地震のものなんだろうな。
本当にあちこちに爪跡を残したのだ。
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栗駒山はまだ遠いなあ。
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まだきれいなノギランが残っていた。
葉っぱがショウジョウバカマと似ている。
ランとは名前がついていてもユリ科の植物だ。名前の似ているネバリノギランと比べると
花の好感度は高いと思う。
ノギってなんだっけ?と調べてみたら穀物の穂先のこととわかった。
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笊森避難小屋の分岐がある産(うぶ)沼。
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過ぎるとすぐに避難小屋の赤い屋根(右はし近く)も見えてきた。
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終盤は栗駒山の大きな山容を目前に歩いて行く。
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左手には東栗駒山がのびやかだ。
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4.5キロほどを2時間20分で山頂に着いた。
宮城県側の中央コースを見おろしながら大きなおにぎりをほおばる。
東栗駒山には段々雲が掛ってきた。
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午後からは雨も予想されるので先に進むことにしよう。
虚空蔵山はどうしよう?御室のお花畑に心が動くが、秋もいいよね。
今日はおとなしく下ることにしよう。
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ウメバチソウの季節だ。
この花は黄色の小さな水玉を付けたような仮雄しべから蜜が出ると見せかけて虫を
おびき寄せて花粉を運んでもらう、というちょっとトリッキーな花だ。
そんなしかけに騙されたか、騙されたふりをしているだけか、の虫2匹。
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登山者と次々とすれ違いながら、低木の間を下り、草原から栗駒山を見上げたりしながら
下って、昭和湖。
奥のほうにあたらしい赤い屋根の小屋が建っていたが、まだ作業中のようだ。
ずっと手前でロープで囲われているので近くには寄れない。
この湖の不思議な色をみただけで満足することにしよう。
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この付近はコタヌキランが一面に生えている。ランとはいうがスゲの仲間である。
この植物は他の植物が生えられない硫化水素が充満しているような場所を好むという。
地獄谷の道沿いはこの植物をみながら下った。
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気持ちのよい道だ。
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ゼッタ沢を渡る。この沢どのアングルで撮ればよかったんだろう?
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名残ヶ原からは西寄りの賽(漢字が違うね)の河原を通って車に戻った。
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今までは須川高原温泉で汗を流していたけど、栗駒山荘もよいと聞いたのでこの日は
山荘のほうに寄ってみた。
広々の浴槽は内湯と露天風呂の2段構え。露天風呂に入っている人たちはのんびり湯に
入ったまま動きがない。私もそっちに降りてみた。
なるほど。これは極楽極楽。
ちょうどガスが降りて来て涼しい空気にぬるめの硫黄泉に(内風呂も硫黄泉というのは同じ
だけど)この景色とくればいつまでだって入っていられるというもの。
私ものんびり。すっかりリラックスしてしまった。

厳美渓『いつくしの郷』の道の駅に寄ってみた。
最近はおいしい地場産品を提供してくれる所が多いけど、ここもよかった。
直径15センチくらいの中が黄色い小玉すいかは270円。ふわっとやさしい感じの食感が
なんとも良く、あまくておいしいスイカだった。
あとはモロヘイヤ、シソ、しそ巻き、ミニトマトのアイコ、ニンニクとオクラを買ったが
どれもおいしかった。
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by miyagi1305 | 2010-08-12 11:18 | 岩手県

夏油三山の経塚山(7月31日)

牛形山、金ヶ崎駒ヶ岳とともに夏油三山に数えられる経塚山(1372.6m)である。
経典が埋まるという伝説の山であるが、山頂には経堂と書いてある小さな石祠があった。

河北新報に連載中の小説『さそうー義経になった男』(平谷美樹さん)を毎日楽しみにしていて、これだけでも河北新報を購読していてよかった、と思えるほど引き込まれている。
義経伝説及び平泉藤原氏のあっけない滅亡の謎に迫った、ディテールとストーリー性に優れた小説であるが、藤原氏の滅亡は奥州の民を戦争の疲弊から守るために藤原氏が自ら選んだ道で、滅んだあとに民の生活を守るための財宝を至る所に埋めた、と推理して書いている。
そんなお宝山の一つがこの経塚山になっている。
歴史に思いをはせながら登った経塚山であった。

それにしても今年の夏は暑すぎる。
こう暑くては山歩きも場合と場所によっては命がけである。
カンカン照りよりは曇りの日のほうが歩きやすくていいかも、なんて思っていたら、休みを取っていた土曜日は偶然そんな日になった。
プラスの暑さ対策で早い時間のスタートを目指し、朝2時過ぎ起きで、3時過ぎに家を出た。
ETC1000円割引で目いっぱい高速を使えば2時間ちょっとで夏油温泉に着くはずと見込み、だいたいその通りになったが、なんだかんだしているうちに歩き出しの時間は6時を過ぎてしまった。
結構涼しいか、と思ったが歩きだすとやっぱり暑い。
誰も見ていないのをよいことに、ズボンを膝までまくりあげて歩く。
刺す虫があんまりいないので助かった。
登山道から林道登山道からまた林道、で2本目の林道は2キロ位を歩く。以前はこの林道を車で奥のほうまで走れたらしいが、今はそんなことは思いもおよばないほどの状況になっていて、途中日当たりの良い所は腰までの雑草にふさがれているところもあった。
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トラス橋の掛る夏油川本流のちょっと手前の枝沢で道が崩落していて林道は寸断されている。
ここで沢を渡り、道路の法面を登って林道に戻る。
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そこからわずかで林道終点。左手に下っていくと下に朱色に塗られたトラス橋が見えてきた。
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渡ってすぐに岩場である。足がかりとロープがあるので大丈夫だが、この岩、濡れていると滑りやすいので注意が必要だった。
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ここからはジグザグや直の急坂が400m位続き、続いて緩やかな道になった。
色白美人のブナ。
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幹ぶりのよいミズナラ。
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何百年と経っているようなすらりと伸びたヒメコマツも多くみられたけど、これは写真に撮るのは難しい。
木道があったりなかったりのぬかるんだ所を進むようになると水場である。
湧水口は見えずに取水口は沢状になっている。多めに持ってきたので補給はしないで先に進んだ。

足元に冷気を感じるようになるとお坪の庭である。
ここは『お坪の庭』→『お坪の松』と標識が変わった、とガイドブックにあったが、また『お坪の庭』に戻ったようである。
ハクサンシャクナゲが咲いていた。
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涼しいせいか、ミツバオウレンがまだ咲いていてゴゼンタチバナが道の両側を占めていた。
ごーろ状の道を横枝に注意して身をかがめながら登っていく。本当に背が高くてよいなんてことはあんまりない。
ミズギクとコバギボウシが咲く小さな湿原を過ぎ、長い木道で笹原を抜けると草原の中の急斜面に続く道が開けて見えてきた。
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草原の道からは振り返れば端正な駒ヶ岳が目立って見えた。
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下に見える沼がちょっと神秘的に見えた。八郎沼だろうか。
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「経塚山まで500m」「経塚山まで200」と現れてくるあたりはお花畑の中を歩く。
イワテトウキやトウゲブキ、オオバギボウシにコバギボウシ、ハクサンフウロにミヤマアキノキリンソウ、ハクサンシャジンが咲き競う中を進んでいく。
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この岩、まつ毛の長いメスのゴリラに見えてしょうがない。
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シャリバテ寸前だけど、残りの距離を目安にガンバって歩いたがなかなかつかない。
300mほど距離の短い標識だったようだ。
草が被っているので歩き難くて余計長く感じたが、いよいよ山頂が近づいてきた。
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山頂も花がいっぱい。ミネウスユキソウがたくさん見られた。
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曇りで展望も良かったらいうことなしだけど、残念ながらガスが掛って山頂からの展望はなかった。
風が強くて、寒いくらい。少し下れば蒸し暑いというのに、山の天気はこんなに違う。
この日は曇りで風もあったが、それでもずいぶん汗をかいた。
この猛暑でお天気ではかなり辛かったと思うので、曇りの日でよかったと思いながら山を降りた。
土曜日だけどすれちがったのは単独2人と女性2人連れのみ。静かな経塚山であった。
2キロの林道歩きは半分登りで半分下りである。
行きは下るなんてもったいない、と思いながら進み、帰りは林道のちょっとした上りが堪えた。
夏油温泉そばにある、日本一の石灰華ドームという『天狗の岩』までは登山道から350mの距離だけど、そこまで行く元気も残っていなくて、今回もパスすることになった。
温泉に直接下る道を降りてみたら薬師神社があった。
880年前(昭和50年時で850年と書いてあったので)夏油温泉は開発されたと書いてある。
金色堂が建てられた時代に近い。
神社脇の大杉はその時に植えられたものとのこと。
写真ではその大きさが伝わらなくて残念。
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入りやすい国民宿舎『夏油山荘』(白猿橋を渡った駒ヶ岳登山口に一番近い宿)で今回も汗を流した(500円)そして今回も貸切状態であった。

片道7.3キロ。累計標高は1000m位。
登りも下りも約4時間掛った。
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by miyagi1305 | 2010-08-01 12:12 | 岩手県

氷上山(6月7日)

六角牛山から下山してまだ10時前。車で1時間ほどの氷上山にも寄ることにした。
何本かコースがあるようだが、遠野から進んで一番近いのは玉之湯からのコースだ。
玉之湯に車を置いて歩きだしてもよかったが、最近は体力がない。
いくらでも歩行時間を縮めたくて林道を更に500m進んで出合いの所に車を停めた。
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ちょっとぶならしくないブナ。
下がごつごつしていてとてもそうはみえなかったけど、上を見上げればやっぱりブナだ。
なにかの木と合体しているのかと思ったがそうでもないようだ。
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一本杉と標識のある水場を過ぎると落葉樹の気持ちのよい道に変わる。
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稜線に上がると5合目で、ここからは標高差約100mをのんびりと歩くことになる。
7合目に「もう一息!」とあるので、もうちょっとかと思って歩いたら案外長かった。
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運動会でもできそうな広々とした祈祷ヶ原に入った。
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ここには中央コースが登ってきており、広田湾が一望できた。
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もう一回樹林帯に入ってツツジが鮮やかな山頂に着いた。
東の御殿もツツジに囲まれ、眼下には広田湾が広がる。
(神社はこのほかに西の御殿と中の御殿があり、両方とも同じような作りで同じ色に塗られていた)
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東側には大船渡の湾が見えた。
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祈祷ヶ原に建つ登奈孝志(となこし)荘の中を覗いてみた。
登山ノートを見ると冬場に登る人も多いようで、寒い時期にはうれしいね。
でもバーべキューのコンロも外にあったからいろんな人に利用されているんだろう。
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玉之湯(500円)には男女それぞれ大小2つづつの浴室があり、気持ちのよい温泉であった。
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by miyagi1305 | 2010-06-11 13:39 | 岩手県

六角牛山(6月7日)

前日歩いた石上山の欄でも書いたが、六角牛山も遠野三山の一つである。
東北百名山にも入っているのだが、アクセスの長さとガイドブックに載っている2時間半という短めの歩行時間を考えるとなかなか出かける機会を作れないでいたのだ。

石上山で足指の痛みが出なかったのでほっとした。
せっかく遠くまできているのだからもう一日歩いて帰ることにしよう。
去年の10月に歩いた片羽山(雄岳)に行く時に通った県道35号釜石遠野線に入って4キロほどで右手に立派な六角牛神社があり、ここから入って未舗装路を道なりに3キロ余り。
この山も割と取りつきやすい。
石上山では6組の登山者に会ったが、こちらは平日とあってか、ほかに登山者はいなかった。
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雨量観測所までは車も通れそうな広い道を歩く。
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見たことあるような、ないような花。
花弁は簡単に落ちるようで完全に咲いた状態で残っているものは探せなかった。
(「ヒメゴヨウイチゴ」と里山文庫で教えていただきました。)
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7合目下から9合目までは岩がごろごろした急な坂が続く。
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合目標示のほかにメートル標示もある。
入口に「山頂まで2210m」の標識のあとは2000m、1500、1000m(この間急坂)800m、200mで現れ、ツボを得た付け方と感心しながら登った。
残り1000mまではだらだらとした緩やかな登り、距離感が分からなくなる急坂では目安を教えてもらい、残り200mではもうちょっとだから頑張れよ、と励まされて山頂というわけだ。
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片羽山。去年秋には向こうからこちらを眺めたのだ。
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奥に五葉山のシルエットがきれいだ。
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遠野市街と前日の石上山は中央右寄りあたりに見えているはずだ。
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クロミノウグイスカグラの下でのんびりしていたヘビは怒りもせずに「私は嫌われ者ですから」と急いで逃げて行ってしまった。
別名ハスカップ。
北海道では低地でも栽培が出来るそうだが甘酸っぱいジャムは高級品だ。花の割には実を付けないことを考えれば当然なのだろう。
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ルリビタキ(たぶん)のさえずりとハチの羽音と虫たちのおいかけっこで賑やかな山頂でブランチを食べて山頂を後にした。
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by miyagi1305 | 2010-06-11 12:42 | 岩手県

石上山(6月6日)

早池峰山、六角牛山とともに遠野三山の一つに数えられる『いしがみやま』(1038.1m)である。
4年前の新・分県登山ガイドでは三角点頂上までは藪で展望もないと紹介されていたが
最近刈り払いが行われたようである。
アンドロメダ岩の山頂から400m10分ほどで三角点頂上に到達することが出来、山頂
からは早池峰山など300度位の展望が得られた。

日曜日は地域の草刈りがあり8時過ぎないと出発できないのであったが、これは実は
不幸中の幸いといえばいえたのだ。
というのも度重なるおっちょこちょいで書くのもはばかれていたが、せっかくリラックス
しに入った温泉でちょっとした段差で躓いて足指を強打した。
またまたお天気にもじっと我慢の日々が続いていたのだ。
なんとか山も歩けそうにはなってきたもののまずは軽めの所から試してみたい。
あんまり頑張らない山歩きを目指すには8時過ぎの出発がちょうどよかったというわけである。

東和ICから国道283号線を進み、遠野駅の一つ手前の綾織駅に近い交差点から国道396号線に入り、ほどなく標識に従って右折。4.3キロ舗装道を走って登山口である。
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まろやかな山容であるが、これには騙されるな、といいたい。
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下のほうは確かにゆるゆるとした登りが続く。
余裕で不動岩へ回り道してみよう、と寄ってみた。
別名「まぼろしの滝」。
水量が少ないのでただの岩の連なりのように見えるが、雨後などにはどんな滝に
なるのか・・・ならないのか。。。
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登山道が急になりはじめると中之堂である。
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ガイドブックには確かに鎖や鉄梯子とは書いてあったけど、これですかい。
恐怖心もありほぼ垂直に見える岩ではあるが、この鎖の梯子に足を挟むのはかなり難しそうだ。
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とはいえ、巻道も堂の裏のこんな隙間を通るのだから先はちょっと思いやられる。
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やっぱりかなり急だ。
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それでもなんとか登ってしばらく進むと今度は鉄梯子だ。
この鉄梯子は中間は固定されていない。登りでよっこらしょ、っと踏ん張ると
結構揺れ動くので、いやでもスリルが味わえる。
下は登り終えて上から撮ったもの。
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それでもなんとかアンドロメダ岩(と書いてある)の山頂に着いた。
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ちょうど三角点峰から帰ってきた人がいて道が整備されましたから是非行って見て下さい
と勧めてくれた。
自然に出来たにしては面白い形の岩があった。
さしずめアンドロメダからやってきた宇宙人が石上山の居心地のよさに故郷に
帰るのが嫌になって宇宙船を石に変えてしまったか、なんて想像してしまいそうな形だ。
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ムラサキヤシオがアクセントの所や
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石橋の所を通り
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三角点の山頂に着いた。
だいぶ雪が薄くなった早池峰山が見える。
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早池峰山をアップで。
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あとはまたプチスリルを楽しみながら引き返したのであった。
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by miyagi1305 | 2010-06-08 19:54 | 岩手県