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聖山平から屏風岳周回(8月31日)

すみかわスノーパークの中を通る観光道路は樹氷観察の雪上車に乗って通る人の
ほうが断然多いに違いない。
その途中にある聖山平登山口から南蔵王に登る人は休日でもあまりいない。
なにしろ暗いアオモリトドマツの中をしばらく歩かなければならない地味で少し心細いコースなのだ。
しかし今年の夏のこの暑さだ。
標高1300m以上から登れて針葉樹の木陰の中の道とくれば、案外穴場かもとも思え出かけてみた。
めずらしく車が一台停まっている。
去年の秋にコースの整備がされたと聞いていたが、教えてくれた人も詳しくはわからない
ようなので、どんなふうになったのか、様子を見に来たというのもあった。
歩きだしてすぐのところなども短い急斜面に鉄梯子が設置されたりして歩きやすくなっていたが、一番大きな整備は澄川を渡る所だった。
下の写真で左に進む旧ルートは斜面を細い足場の悪い道で巻いて下ったが、新ルートでは
もっと上流で渡るように道が付け替えられていた。
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あとでGPSのログを見てみたら崖標示の所を下ったようだけど、丸太の階段で
歩きやすく道が付けられていたので、旧道よりは安全に歩けるようになっていた。
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中州があって川が二手に分かれているため旧道よりは川幅が狭く感じる上流で澄川を渡った。
釣りをしている人たちがいた。登山口の車はこの人たちだったようだ。
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右岸の斜面を登り尾根に取りついてロープの張ってある旧道と合わさった。
ほどなく展望台である。
ここからの澄川の眺めは紅葉の時期にはすばらしいだろうなあと思いながらも
なかなか時期が合わない。
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今の時期の花たちは地味なものが多い。
オヤリハグマとはよく言ったものだ。3つに分かれた葉っぱは槍の穂先を容易に
連想できる。ハグマというのは「白熊」でハグマだけど、もちろん北極圏にすむ
シロクマ君のことではない。唐から渡来した、ヤクの尾で出来たポンポン(チア
リーダーが持ってるようなやつ)のことなのだそうだ。旗に付けて飾りにしたそうだ。
ハグマの仲間にはそんな感じでふさふさしたのもあるけど、オヤリハグマはぐっと控えめだ。
でもカールした感じがとってもいいね。
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地味といえばカニコウモリの花も負けてはいない。
気付かないふりをして通り過ぎてしまいそうな花だけど、アップでみるとこの花もカールの様子がとってもかわいい。
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タマゴタケはおいしいらしい。帰りにいただいちゃおうかな、なんて思ってたんだけど。。。
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前方に見えていた後烏帽子岳がぐっと近くなって見えてきたころ雲が湧いてきた。
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地味なコースを地味な花々を見ながら進んで、ダケカンバが印象的なろうずめ平。
ここからは見上げる急斜面を登って行く。
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クロバナヒキオコシって花の図鑑には日本海側って書いてあるけど、これは
どうみてもクロバナヒキオコシに見える。
ヒキオコシは胃腸の薬だ。転げまわるくらいお腹の痛い人に煎じて飲ませたらすぐに
立ち上がれるくらい元気になったところからきているそうだ。
しまった~。葉っぱが苦いかかじってみればよかった、とはいつもあとで思うこと。
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登り切って低いアオモリトドマツの間をしばらく進むと小湿原があって刈田岳までの眺めがいい。
(と書きながら刈田岳は映っていなくて写真は杉ヶ峰)
立ち枯れたアオモリトドマツが多いのが気になるところだ。
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雲行きがあやしいようにも思えたけどせっかくここまできたのだからと屏風岳まで
足を延ばすことにした。
山頂は暑くなく寒くなくちょうどよい気温でうれしいなあ、なんて思っていられたのは
ほんのつかの間だった。
サンドイッチを一枚食べ終えないうちに
ぽつぽつ。ときて
パラパラ。ときて
ざーーー
とあっという間もなく土砂降りになった。
ナナカマドの下に入って急いでカッパを着た。
中途半端な雨の時はカッパを着て濡れるか、汗でぬれるか、なんて迷っているうちに
結構濡れることがあって、それはそれで困るけど、こんなに急にざーっと来られる
のも、慌てふためいてとっても困るのだった。
登山道はすぐに泥の川に変わった。
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来た道は急斜面は掘のような登山道だった。滝のように流れる雨水の中下ることに
なったら大変だ。
澄川の渡渉も心配である。
遠回りして、南蔵王縦走路からエコーライン~観光道路経由で帰ることにした。
登りは5キロだったが、帰りはエコーラインまでも4.5キロあるので、距離は倍
位になりそうだが、こちらのほうが安全だ。(雷はちょっと心配だけど)
こんな天気の日はみんなもう引き返して誰とも合わないだろうと思っていたが
単独者3人と夫婦連れ1組とすれ違った。
こんな土砂降りの中みんなすごいなあ、と思ったけど、雲は南のほうから北のほうに
移動している。もしかすると、私が一番ひどい雨降りの中を歩いているのであって
反対から来る人たちはそれほどの雨にはあっていないのかもしれない。
中にはカッパを着てなくてずぶぬれの人や傘差しで登ってきた人もいるのでそうに違いない。

なぜか屏風にくると雨が降る。
2年前の7月に屏風に来た時も雨にやられた。
それとも、「こんなに暑かったら山歩きは雲りのほうがいいのになあ、なんて思い過ぎてお天気の
神様に見放されてしまったのか?

2年前の屏風の雨で携帯をダメにしたので、今回は注意したつもりだったけど、やっぱりおかしく
なってしまった。どこでも圏外になってしまう。
デジカメとGPSはセーフ。
一番弱いのはやっぱり携帯のようだ。
防水のじゃないといざという時つかいものにならないのかも、とは思うけど買い替える
のもたいへんだ。
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by miyagi1305 | 2010-09-02 13:01 | 蔵王~面白山

自然観察トレッキングで大黒天からお釜湖畔(8月5日)

宮城蔵王自然観察センター『ことりはうす』の蔵王トレッキングに参加して大黒天から
お釜まで植物を観察しながらゆっくり歩いてきた。
連日33度前後の真夏日であるがこの日も例外ではなかった。
暑さが心配だったけど、時おり掛る雲と時おり感じるさわやかな風で思ったよりも歩きやすい
避暑の蔵王トレッキングになった。
参加は総勢25名。
こんなに賑やかに歩くのはひさしぶりだ。
植物の名前だけでなく由来なんかも説明してもらいながら、みんなフムフム、と感心しながら登って行く。
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大黒天のコースにはヨツバヒヨドリが多いので今の時期はアサギマダラに出会える楽しみがある。
この日も早速私たちに負けない数のアサギマダラに出迎えられた。
こんなに大勢で歩いているのに、恐れる様子もなくすぐ近くでひらひらと華麗な舞を見せてくれる。
頼りなくも見える飛び方をするチョウが遠く日本の南の果てのほうまで飛んで行けるなんて驚き
だが、彼らはよい風を捕まえるのがうまいのだそうだ。
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ヤマハハコの繊細な感じがよい。生まれながらにしてドライフラワーみたいな花だ。
カサカサした花とは対照的ななめらかな手触りを葉っぱで感じるのもよい。
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マイズルソウの実。これから赤く色付いて行くのかな。
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お釜に向かって下るザレて足を取られやすい所は2班に分かれて慎重に下った。
今日のお釜の色はひときわきれいだ。
お釜の直径は330mもあるそうである。
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本当は五色岳までの予定だったけど、靴ずれになった人やもう十分と思う人が多かったし、
雲の様子から雷も心配、ということでお釜でお昼を食べて引き返すことになった。
大勢の人を連れて歩くトレッキングでは正しい判断だと思う。

お釜のすぐそばまで降りたのは最近では3回目である。
2回とも濁った色をみていたが、今回のお釜は澄んだ透明感があった。
グラデーションもあって名前通りの五色沼だった。
ちなみに五色岳は五色沼の上にあるからかと思っていたら、山の断層の色が違うからなんだと
今回の説明で初めて知った次第であった。
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お釜に流れ込む川をみんなで見に行ってから引き返した。

終わりがけで変色しているものもあったがトンボソウがたくさん見られた。
トンボの形をしているからだそうだが、その形を探すのは結構難しい。
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トンボソウのあとはトンボである。
帰り足の刈田岳にはどこからともなくトンボ(アキアカネかな)の大群が押し寄せ、
忙しそうに飛び回っていた。そんな季節である。
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時期が終わったころに今年初めてで見るコマクサ。
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ヒメアカバナが咲いているのを教えてもらった。
湿った所に咲いているアカバナやイワアカバナには馴染みがあったので、こんな所でアカバナの
仲間を見るのは以外だった。
ヒメアカバナは亜高山帯の岩場に咲くのだそうだ。
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今回もいろんなことが勉強できた自然観察会だった。
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by miyagi1305 | 2010-08-08 09:10 | 蔵王~面白山

蔵王野鳥の森から白龍の滝~千年杉周回(4月29日)

手作りこんにゃく作りが終わった後、maronnさんと森の散策に出かけた。
野鳥の森で一番急なメジロコースを階段でぐんぐん登ってオオルリコースに
出る。
下のほうではコブシやキブシ、スミレが咲いていたが、この辺まで来ると
まだ春の目覚めが感じられない。
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白瀧の滝コースに入ると三階の滝の序章かと思われるような滝が見えてきた。
葉っぱのまだ出ていない今だからの眺めであるが、木が邪魔をしてうまく
写真は撮れそうにもなかった。
ショウジョウバカマを眺めながらくねくねと付けられた道を登っていく。
きれいな苔の沢。緑がうれしい。
見降ろしてみる。
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見上げてみる。
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白龍の滝って倉石ヒュッテ方面に登る時に渡渉する沢を見下ろすのがそうかな
と思っていたけれど、この日はもう一つ、正面にとても目立つ滝が見えた。
この正面の滝にはあまり注意を払ったことがなかった。
水量が少ない時には自己主張ができていないのだろう。
この日は前日すごい雨だったせいで、これが白龍の滝といわれたら即納得の
白龍らしい滝になっていた。
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渡渉点のこちら側斜面には残雪が残り急な壁で沢に落ち込んでいて沢に下る
のは危険だった。
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引き返し石子遊歩道でえぼしスキー場の反対側に出て樹齢600年くらいか?
と言われているという千年杉をみる。
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時間も遅くなってきたので、急な斜面をアップダウンする沢コースはやめて
初級者コースで下った。
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あとはスキー場の駐車場から野鳥の森のカッコウコースに入って
ことりはうすに戻った。
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by miyagi1305 | 2010-05-01 17:58 | 蔵王~面白山

初小屋からの八森山・大笠山(1月10日)

去年9月に高倉山を歩いた時に眺め、いつか歩いてみたいと思っていた大笠山でした。
その大笠山を歩く機会を今回もSONEさんに与えていただきました。
おなじみのマロ7さんとmorinoさんと一緒にSONEさんの車に乗せてもらい新川の初小屋に向かいました。
集落奥の民家脇を林道に入ります。
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八ツ森の仮停車駅からスキーを担いで、この林道をリフト乗り場まで歩いた
などという懐かしい話を聞きながらのんびり歩きましたが、日当たりのよいところでは
イバラ藪が出ていました。
こんな感じなので駒新道は本来の初小屋の道から秋保大滝に抜けるふるさと緑の
途中から植林地に入る道に変わったのでしょうか?
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八ツ森スキー場跡から眺める鎌倉山はやっぱり一目でわかる鎌倉山でした。
スキー場の面影はほとんどなくなっていました。
最盛期には斜面が黒く見えるほど混んでいた、なんて話が今昔夢物語に思えます。
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今回はラッセルのほとんどをSONEさんに甘えてしまいました。
ワンタッチ式改造わかんでぐんぐん登っていくSONEさんを追いかけます。
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八森山山頂に到着です。
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隣のななし山へは灌木藪に苦労しながら下り、登り返して731m峰、で
そこからは北風が頬を激しく打ち付ける細尾根の歩きになりました。
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最後の登りは気持ちのよい樹林帯をぐいぐいと進みます。
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ブナの大木が見られる大笠山のひろびろ山頂に到着です。
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集合写真。
カメラのセットがずれてしまいましたが、感動に浸りつつ、の一枚です。
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風あたりの弱そうな所を探してのお昼は体の温まるmorinoスペシャルをいただきました。
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細尾根を戻ります。
写真右手の731mピークからは予定通り練田峠にまっすぐ下りました。
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仙台ハイランドの西にそびえる644.4m峰の三角点のあたりを目指して進むとよいのだそうです。
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練田峠にぴったんこでついてみんなこの笑顔。
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ふるさと緑の道は沢に降りてからはほとんど林道歩きです。
山やさんは林道歩きはあまり好きではないでしょうが、私はいつも歩いていて
案外得意なのでした。
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影も長くなってきた3時半ちょっと前。
最初に歩いた八森山を眺め、余韻にひたりながら、充実した山歩きが終わりに近づいた
のでした。
地理に詳しく地図読みばっちり、おまけにラッセル得意のSONE隊長のおかげで
なんの心配もなく楽しいだけの一日になったのでした。
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練田峠まで6キロちょっと。そこからは林道歩き3キロちょっとと車道歩き1キロちょっとでした。
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by miyagi1305 | 2010-01-13 12:08 | 蔵王~面白山

ハマグリ山まで(12月9日)

まだ薄暗いというのに蔵王がくっきりと見えました。
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そのあと気になってまた眺めに出ると今度は穏やかな表情を見せていました。
山の予定は考えていなかったのでしたが、こんな穏やかな天気の良い日をうちで
過ごすなんて勿体ない。
簡単に登れて展望のよいハマグリ山を目指すことにしました。

なんでハマグリ山なのか?
このへんから眺めるとハマグリの形に見えないこともありませんね。
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歩きだしてすぐ振り返ると真っ白な大朝日が見えていました。
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何度もカーブを繰り返してまどろっこしく進む車道と違って昔からの街道はほぼ
一直線に進むので、車道に、どうだっ!って自慢したくなるくらいです。
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ここを下から歩くのは2回目です。
最初は残雪期で下のほうでは適当に杉林の中を歩いた所もありましたが、今回は
石畳の道を忠実に辿り、沢に沿うように歩きました。
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道路とクロスするところでは展望が開け、朝日連峰が白い稜線をくっきりと浮かび上がら
せているのを何度も振り返りながら、道路の一番高いところに出ました。
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笹谷峠の斉藤茂吉先生の碑を初めてまじまじと読んでみました。
ふた國、と山形と宮城の行き来に触れてあってさすがだな、なんて感心しながら
ハマグリ山に取りかかりました。
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天気の崩れを示す飛行機雲がにぎやかです。
まだまだ空気は澄んでいていますが、朝日連峰の右側に見える月山に掛る雲が、
だんだん雲に大きくなって、大朝日岳も雲で覆われてしまいました。
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反対側には太平洋が肉眼では光って見えていました。
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瀧山に隠れるように控えめに飯豊が顔をだしています。
こちら側からみると蔵王の積雪はそれほどではないようです。
まんなかあたりにゲレンデが見えている山形蔵王スキー場でこの時5センチほどしかないと
その日のテレビは伝えていました。
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ハマグリ山の山頂プレートが近づいてきました。
トンガリ山と山形神室がきれいな吊尾根で見え、仙台神室は相変わらずごつごつして
個性を出しています。
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山形神室が頭をかすめたけど、このところの疲れやすさを考えてここで引き返す
ことにしました。
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今季の予定に関沢からカケスガ峰まで歩くことを頭に留めて融けかかった雪の道を
戻ったのでした。

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のんびり歩いている?うさぎの足跡。
動物たちの生活を垣間見れる季節がまたやってきました。
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by miyagi1305 | 2009-12-11 16:47 | 蔵王~面白山

硯石コースで不忘山(10月12日)

不忘山に登る3つのコースのうち一番歩きやすいコースで歩いて紅葉を
楽しんできました。
左膝の関節が少しずれて外側にかたよった圧が掛るような違和感があり
少し不安でしたが、なんとか山頂まで往復することができました。

単調とも書かれる硯石コースですが、今の時期は紅葉の進み具合を感じながら
歩くことができて、飽きることがありませんでした。

1000mを越えると少しずつ色づいてきましたが、まだ時間が早いため
太陽の力をかりて輝く時をじっと待っています。
コシアブラの所だけがダケカンバの白い幹と青空とで明るい空間を作っていました。
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いちはやく葉を落して目立つダケカンバ。
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緩やかに台地状に見える斜面は地形にあった穏やかな紅葉を見せています。
川原子(かわらご)ダム湖が見えます。
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ガレ場が近づいてくると鉛沢沿いの斜面が鮮やか紅葉に染まっているのが見て取れる
ようになりました。
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ガレ場には吹き飛ばされそうなほどの強風が吹いていて、行くか戻るかしばし思案です。
こんなことからも最近の気弱さがうかがえるというものですが、そんな気持ちを振り切る
ためにも山頂まで行くことに決めました。
帽子が飛ばされないようほっかぶりスタイルに変身して進みます。
ひだまりの暖かさと風を受ける場所での寒さが極端に感じられました。
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水引入道の紅葉もだいぶ斜面の下のほうまで下りたようです。
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山頂も強い風が吹いていて思わず足をすくわれそうになります。
休むのはやめてすぐに下山にかかりました。
またまた風が強くて足もすくわれやすいガレ場を過ぎたら一安心です。
ケチャグラ沢沿いの鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。
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樹林帯上部は葉を落して空間が感じられるようになってきました。
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陽の光で明るい林を紅葉を楽しみながらゆっくり下りました。
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by miyagi1305 | 2009-10-13 15:40 | 蔵王~面白山

紅葉しらべin宮城蔵王(10月4日)

近くて簡単お手頃絶景満喫大黒天コースですが、紅葉で感動したことは
残念ながらありません。
今回はどうでしょうか。

エコーラインの紅葉はすみかわスノーパークあたりでやさしげな黄色の
樹海が広がり始めたところ。この下の崖状の急斜面は鮮やかな紅葉が
楽しめるところですが、まだ少し早めでした。

駒草平から眺める五色沢の斜面と不帰ノ滝の眺めが気に入って寄るように
なったのはつい最近のことです。
紅葉の時期は今回が初めてなので比較はできませんがちょっと早かったかな。
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大黒天でほぼ同時に歩き始めた人がいるのですが、人の気配がしないので
後ろを振り返ってみると・・いません。
どこ行ったの?と探してみたら沢へ下って行きました。
沢沿いに歩けるらしい、と聞いたことがありましたが、ここから下るんですね。
この斜面を下るのが一番たいへんそうですが。。。

大黒天コースの紅葉はやっぱり寂しいものでした。
まだ紅葉していない葉っぱと落葉した木が多くて、中間がない感じです。
ハイマツやガンコウランなどの針葉樹が多くて紅葉する樹木そのものが少ないのを
改めて感じます。
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刈田岳から熊野岳にかけても紅葉する樹木はやっぱり少なく(山交リフト側に少し)
この季節は少し単調に感じられるのでした。
雁戸山をここからはっきり見るのは久し振りです。
上のほうは赤みがさしているように見えます。
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中丸山も近くでは鮮やかな紅葉に触れることができたでしょうか?
ちょっと寂しい景色の熊野岳山頂だったけど、これも秋ですね。
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大勢の人達が歩いている馬ノ背から刈田岳山頂に戻り
また同じ大黒天コースに入るといろんな人達がこのコースを楽しんでいました。
「山歩くならそうって出る前に言ってよ」という女性の足元をみると
なんとピンヒールのブーツ。これで登ってきたなんてすごすぎる。
登りはまだしも下りはどうよ?
それからサンダルの人もいました。
ちゃんと整備された道なのでそれもあり、かな。
足(足裏)が健康な人ってほんとうらやましいです。
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エコーラインは?と見やるとハイラインに上がる車のために井戸沢源頭のVカーブまで
のろのろ走行。
この程度ならそんなにいらいらしなくてすむでしょうか。
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季節は関係ないよ、と不動の構えだね。
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朝に寄った駒草平を眺めおろす大黒天入口付近が一番の紅葉スポットなのでした。
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賽ノ蹟の散策路(カモシカ温泉コース入口付近)も歩いてみることにしました。
今日一番鮮やかだった三途の川です。
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振子沢。これからどれくらい色づくのかまた来てみたいな。
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名号峰方面の斜面は黄色をちりばめていました。
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初夏に小さなクリーム色の花をたくさんつけていたアキグミの実がなっていました。
子供のころ実家に春グミの木がありました。
とってもおいしそうに色づくのにえぐみがあってみごと期待を裏切ってくれました。
どうせ植えるならおいしい実のなる木にしてほしい、と内心思っていたのを思い出し
ながらつまんでみました。
こちらは小粒ですが甘みと酸味とえぐみのバランスがよくて次々とお口の中に運ばれて
行ったのでした。
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by miyagi1305 | 2009-10-05 17:33 | 蔵王~面白山

面白山林道で高倉山・奥新川岳・黒岩岳(9月19日)

大東岳の東側に広がる山域は下のほうの新川渓谷や奥新川渓谷で遊んだり
練田峠を越えて秋保大滝と新川を結んだりと馴染みがありましたが、山に
足を踏み入れたのは2年前の11月奥新川側から奥新川岳に登ったのが
始めてでした。
そのあとなぜかまた出向く機会もないままに過ぎていましたが、私も歩けそうな山
ということでSONEが今回選んでくれたのがここの高倉山でした。
急登そうだけど大丈夫かな?と少々不安を感じながらも、最強スパイク長靴で
なんとかなるだろう、の思いで出かけてみることにしました。

二口から入る穴戸沢林道は問題なく走れそうですが、その奥の面白山林道は
林業の作業が入ると走れない、もしくは落石で通れない、と車の走行に関しては
なかなかすんなり行かないことが多い林道のようです。
今回も入口に掛ったチェーンを見て観念してここから歩こう、なんて車を下りると
そばで人待ちをしていたらしい人に話しかけられ、この日は面白山林道では作業
が行われないので入れると教えてもらいまいした。
このためかなり奥まで車で入ることができました。
高倉山の取りつきまでの2キロは秋の野の花が林道を埋め、これを楽しみながら
歩きましたが、アケボノソウの数の多さにはびっくりでした。
なぜにアケボノの名が付くのかは私の本には「花冠の斑点を夜明けの星空に
みたてた」とありますが、かなり想像力を豊かにしないと浮かんでこない発想
かなとも思えました。
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登り口の高倉平に着くと林道から初めて展望が得られるようになり三森山と桐ノ目山
がはっきり見えました。オボコンベは後ろの稜線に被って写真ではわかりませんね。

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名前のとおりの丸子山(写真左)と横広がりの大笠山も教えてもらいました。
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入口だけ籔っぽいところを入るとSONEさんがヌメリスギタケを見つけました。
これとそのあと見つけたアシグロダケ(だし用)と一緒にしょうゆ汁にしていただき
ましたが、「おいしい!!」の一言につきました。
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高倉山へは気持ちのよい樹林帯の下に道がしっかりできていました。
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山頂は樹木に囲まれていましたが、踏み跡を辿ると樹木の間から展望のできる
ところが2か所ほど。
小休止のあと、ちょっと下った所でSONEさんが目ざとく展望できそうなところを
探して藪を漕ぎ、大東岳の堂々とした姿をみることができました。
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中間にあった大きな桂の木。すごい。名前はついていないのでしょうか?
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面白山林道まで戻ってまだ時間が早いのでもっと奥まで進んでみることにしました。
林道は日当たりのよい所のほうが心持多かったでしょうか。
この日は高曇りでそれほど暑さを感じずに済みました。
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ツリフネソウは鮮やかなものが多いですが、これは淡い色との2色使いがよいですね。
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駒新道入口はちょっと草っぽくなってました。
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高倉平からさらに2キロほど進んで奥新川岳(853・6m)の取りつきです。
2年前に来た時は11月の末で面白山林道に20センチほどの積雪があった時でした。
その時はそれほど藪を感じなかったのでしたが、今回は結構笹やぶが邪魔に感じました。
展望ができる所に進んでみました。
真ん中のぎざぎざ面白山の手前の尖がりピークは何度名前を教えてもらっても
忘れてしまう矢尽(やつくし)山(あれっ?岳?)。
コーヒーで休憩を取って下りにかかりました。
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戻り足でもう一山の黒岩岳(806m)へ。
名前はすごいけど、ほとんどのんきな林道歩きでした。
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最後の5~6m位だけ籔を漕いでSONEさんは山頂へ。
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面白山林道をまたのんびり歩いて、高倉山の見えるところまで戻ってきました。
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穴戸沢林道側から奥新川岳まで面白山林道を歩くことができて大きな収穫を
感じた今回の山歩きでした。
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by miyagi1305 | 2009-09-21 10:43 | 蔵王~面白山

ぶらり蔵王(7月6日)

6日朝、久し振りにうっすらと蔵王が見えていました。
午後からは不安定で蔵王方面では雷やにわか雨があるかもしれないと天気予報。
なら午前中に歩ける範囲内で歩いてみようと出かけてみました。

向かう途中車のFMでやっていた天気予報のお姉さんが粋なことを教えてくれました。
七夕の前日に降る雨は「洗車雨」
七夕当日に降る雨は「酒涙雨(さいるいう)」
というのだそうです。
名前が付いていると七夕の雨も悪くないって気がしてきますね。

「洗車雨」私はひこぼしさんと同じことを考えていました。
でも私のは雨を利用して洗えば洗車代の節約になるという切実なもの。
その点ひこぼしさんはおり姫さんに会いに行く牛車をきれいにしようという思いのこもったもの。
小さいようで大きな違いでしょうか。

ここから本題です。
刈田駐車場からスタートして北蔵王縦走コーススタート地点などでコマクサを見た後
地蔵山の下まで足を延ばして花花を楽しみました。
そのあと車で南蔵王縦走路駐車場まで戻り、歩いて10分くらいの湿原まで歩いてみました。

マルバシモツケ。小さな花が一つの花束を作りさらに大きな株ごとの花束になって
見栄えがして、楽しませてくれます。
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今日も蔵王は大きいのでした。
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カールがかわいいね。
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オノエランとのコラボ。
コマクサは蕾だとまったく名前通りだといつも妙に納得しながら眺めてしまいます。
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熊野岳の避難小屋十字路からワサ小屋跡に下る巻道沿いはアオノツガザクラとイワカガミが
広範囲に渡って大群落を作っていました。
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ムシトリスミレがひっそりと虫を待っています。
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アップで。気の長い花です。
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かわいいメデゥーサ、ウラジロヨウラク。
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地蔵山に向かう頃からあやしい空模様になりはらはらしましたが、なんとか持って
くれました。

場所を変えて。
南蔵王縦走路の湿地の稚児車。
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こちらの目的はモウセンゴケの花でしたが、今回も見ることができませんでした。
でもすごいですね。日中は雨も霧もガスもなかったはずなのに、こんなに小さいのに
まだ雫を付けています。
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ついに私もハイドレーションシステム仕様にしました。
ザックとプラティパスは持っていたのに、ドリンキングチューブがなくて使っていませんでしたが
やっと試してみる気になり日曜日買ってきました。
TASTE-FREEって書いてあるので、洗わずにいきなり水を吸い込んでみたらいきなりカルキくさかったです。
そこまでずぼらはやっぱりいけないのでした。
チューブが結構長いです。これはどこからどう持っていったらよいものなのか?
歩きながらいろいろいじっているうちに栓が緩んで空気が入ってしまったのか、水の吸い上げが
思うようにうまくいかずに、最後は全然飲めない状態になってしまいました。
ということで1回目は試行錯誤で終わってしまったハイドレーションシステムでした。
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by miyagi1305 | 2009-07-07 12:58 | 蔵王~面白山

蔵王花だより(6月14日)

山形県側のいろは沼は何度か訪れていますが、一度まばらなキンコウカをみただけで
これは、というようなお花に出会ったことがありません。
今の時期はどうだろうと歩いてみることにしました。
刈田駐車場からスタートして熊野岳を越えました。
考えてみればこんなに早い時期にこのへんを歩くのは初めてなのでした。
十字路から下り始めるとすごいミネズオウの群生が出迎えてくれました。
いつもならガンコウランが目立ち、一ヶ月後ににはアオノツガザクラが
楽しませてくれる所は、この時期はミネズオウが存在をしっかりとアピールして
いるのでした。
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地蔵山を巻き始めるとガスの中からぼーっと雪壁が浮かんできました。
もしかして通れない?と不安にかられながら進んで行くと、登山道のすぐ上で
消えていました。
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そして期待のいろは沼は・・・
この時期もチングルマとイワカガミが少しとワタスゲでやっぱり寂しいのでした。
でもべんちでのんびりすごすにはぴったりの場所です。
30分ほどかけて早めのお昼をしっかり食べてさらに重くなった体を上げました。
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隣の大河原町からきたご夫婦のうちの奥さんとしばらく一緒に歩き、地蔵山に差し掛かると
ガスが上がり始めました。
彼女は足首を捻挫してなかなか治らないけどだいぶよくなってきたので旦那さんに
ついてきたとのこと。
私も肩が悪いことをいうと、彼女もしばらく肩で苦しんだ話などをして、二人で
同調しながら歩きました。同じように体のどこかが悪くてつらい思いをしている人と
いると、苦しんでいるのは自分だけじゃないと慰められます。
彼女もこの新緑の色どりを見て感動していましたが私もそれも同じでした。
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熊野岳も見えてきました。
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行きに大丈夫かな、と心配した残雪はワサ小屋跡近くまで戻ってから振り返ると
それほど怖そうには見えませんでした。
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この角度から見る中丸山は久し振りです。
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お釜が見えたらやっぱり写真は撮らないとね。
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蔵王の花園を訪ねるのも恒例になって今年で3年目。
去年とちょうど同じ日の14日に出かけてみましたが今年も感動に出会うことができました。
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チングルマとワタスゲ
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ヒナザクラ
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by miyagi1305 | 2009-06-18 09:26 | 蔵王~面白山