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次郎太郎山(12月25日)

次郎太郎山は宮城県最南端の丸森町にあって、西側と北側を阿武隈川に
挟まれた山です。
良い名前をもらったね、とほめてあげたい山です。
山自体は無線局の管理道路が山頂まで通じているので登山対象になるような
山ではありませんが、すぐ近くに段田原(だんだら)峠、峠の反対側にはツボケ山
と日本昔話にでも出てきそうな親しみのあるネーミングの地名や山があり
興味をそそられる一帯です。
のんびり歩いてみたい、と出かけてみることにしました。

丸森の斉理屋敷と伊具高校を通り県道101号線の丸森梁川線から近づきました。
川田島から管理道路に入って山頂まで行ってしまってっはつまらないし、なにより
手前には採石場があってダンプの出入りが多いのでなんとなくいやです。
西側からまわってみることにしました。
段田原峠をちょっと過ぎた所から右の林道に入りました。
この一帯が火事のあった場所です。
小塚山林道を挟んで下は杉が植林してあり上は照葉樹や落葉樹が植林して
あって植林された時期が違うようです。
この林道を挟んで2回の山火事は起きたのでしょうか。

安達太良山から吾妻連峰と少し離れた南蔵王の大パノラマです。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11264172.jpg

この林道から眺めるツボケ山は棚田がアクセントの端正な姿をしていました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11294776.jpg

作業道を使ってすぐに直登することもできましたが「天狗の宮」という興味を
ひかれる看板があったので、まずはようすを見ながら林道を進んでみることにしました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_1133624.jpg

看板に書いてあるとおり1.5キロ進むと、また看板がありました。
これに従って右手の脇道に入りました。
この道は薄暗いマツや杉の中を天狗の宮まで続いていました。
「私も足腰が丈夫になりますように」とお願いして引き返すことにしました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_1135733.jpg

少し戻った松の木に「ここから」と赤ペンキで印がありました。
尾根に続いて行きそうな道なので入ってみました。
上に行くに従ってこの山では少なくなった雑木林が広がってきました。
途中イワウチワの葉っぱがありました。
前回の五社山でもみかけたので2回続けて思いもかけないところで見ることが
できました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11411427.jpg

上のほうの雰囲気です。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11431998.jpg

この林を抜けると広い山上の一角でした。
アンテナが3か所に見えますが、まずは真ん中のアンテナ目指して進みました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11465515.jpg

展望の得られそうな上の道を選んで進みます。
アンテナ(docomoのものでした)があるので石巻の上品山といった雰囲気です。
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上の道からも安達太良山や吾妻連峰が眺められました。
植林されているのはもしかして樹皮の感じからすると桜?
そうすれば加護坊山などのほうに似てくるでしょうか。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_11515137.jpg

docomoのアンテナから三角点までは松林に囲まれた道路を歩くもので
景観的にはどうということもない道でした。
戻り足で隠れた山道をみつけて歩いてみます。この道でも戻れそうな気がしたのですが
林道が見えるところに出たところで、すごいブッシュが現れたので引き返しました。
docomoのアンテナからは近道を下り、車からほど近いところで小塚山林道に出ました。
次郎太郎山(12月25日)_f0003138_1263638.jpg

ツボケってなんでしょうね?
このへんでは
「ツボケたげ(高い)」
というと、声(とトーンも)が高すぎて少々耳ざわりな場合に使いますが
はて?

このへん一帯はいたるところで山砂から大きな石まで?採掘が盛んなようで
あちこちに掘られた跡が見え、現在進行形で機械作業の音が絶えず聞こえて
昔話のよう、とはいきませんでした。
by miyagi1305 | 2008-12-27 12:45 | 阿武隈山地
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