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ウスタビガ

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前後しますが、手倉森山展望台から大高山遊歩道を歩いた時に細い
踏み跡を見つけて入った所で見つけた繭です。
桑の蚕から取れる絹の何倍もの値段がする天然繭かと思いHPで
色々調べてみたのですが違っていたようです。
高級な天蚕糸が取れるのはヤママユガのもので、ウスタビガのもの
(2.5センチほどでした)よりもっと大きくて楕円形をしている
ようです。
ウスタビガは薄手火蛾とか薄足袋蛾と書くそうですが、繭からは
薄足袋蛾のほうが感じが伝わると思います。こんな色の足袋を履い
ていたらとてもおしゃれですね。
手火の漢字を当てるのは蛾になってからの羽の模様のせいでしょう
か。
ヤマビシャクやヤマカマス(カマスは稲藁で作った穀物を入れる
袋だそうです)ともいうそうで、カマスは見たことがないので
なんともいえないけれど、ヤマビシャクはピッタリな名前だと思い
ました。
しっかり閉じていた口をこじ開けるようにして中を覗いてみたら
黒くなった抜け殻が残っていました。とても丈夫に出来ていて
ちょっとひっぱた位では破くことができませんでした。
一つの繭からはわずかの糸しか取れないだろうからもし布を作る
としたら超高級になってしまいそうですね。
by miyagi1305 | 2006-02-27 14:35 | なんやかや
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