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カケスガ峰

3月8日(土)
去年山形県側の関沢IC側からハマグリ山手前まで歩きました。
今回は宮城県側からカケスガ峰を目指してみることにしました。

笹谷ICへの入口をすぎて100mも行かない所で笹谷峠を通る旧国道
は冬季閉鎖になっており、ここに車を置いて歩き出しました。
8時頃のスタートでしたが、最新の積雪があってからはまだ誰にも
歩かれていませんでした。
山形道沿いに歩いてトンガリ山が見えてきたあたりに登山看板が
あり、そこから左の林道(今の時期は林道とわかり難くなって
いました)に入りました。
カケスガ峰_f0003138_9242945.jpg

100m位で「笹谷古道」の標識がありこれに従って右手の杉林に入りました。
あとは登山道沿いに進んだり、尾根上のほうが歩きやすい所は
そちらを歩いたりして高度を上げて行きます。
段々に左手には目指すカケスガ峰が見えてきました。
アップで。
カケスガ峰_f0003138_9333339.jpg

右手には樹木の間から仙台神室が見えてきますが、これが
○○マッターホルンと呼びたくなるほどカッコいい山容でした。
一番かっこよく見える下のほうでは樹木が邪魔すぎて写真には
残念ながらきれいに収まりませんでした。
八丁平との分岐付近になるとはっきり見えてきますが、下で見たときより
シャープさは薄れてきました。が、まだまだアピールの山容です。
アップで。
カケスガ峰_f0003138_9353286.jpg

山形神室は仙台神室に比べると女性的ですね。
アップで。
カケスガ峰_f0003138_9384730.jpg

自分のトレースがすぐに掻き消されてしまうほどの強風が横から
吹着付けてくる八丁平を過ぎると再び樹林帯に入り、風も弱まって
きました。
ここから上はふかふかの雪。
軽いと行っても登りはしんどく、しょっちゅう高度計を見てしまいます。
足を一歩一歩押し上げながら登りました。

山頂手前からの雁戸山の展望です。
沢を挟んで左奥の1410mピーク(ニセ雁戸?笹雁戸?前雁戸?)
と右北雁戸。
カケスガ峰_f0003138_940366.jpg

山頂部に着いて振り返り見る山形神室と仙台神室です。
カケスガ峰_f0003138_9554543.jpg

瀧山も曇り空ながらはっきり見えます。
カケスガ峰_f0003138_9572429.jpg

と展望を楽しみながら写真を撮っていると・・・・
えっ!うそ!まさか!
カケスガ峰_f0003138_9591972.jpg

なんと、写真に納まった人は
2月に刈田岳を一緒に歩いたエンタシスさんだったのです。
山を歩いて知り合いにあうことはめったにないのですごい偶然です。
山形県側の関沢から登ってきたそうです。
もう一人山形側から登ってきた単独の人がいたのでその人も交えて
少し会話を交わしましたが、なにしろ風が強くて寒い!
口も思うように動かせなければ、脳の働きも半冬眠状態。
もう少し天気の回復を待ってみるという2人を残して
お先に失礼することにしました。

八丁平までのブナ帯の下りはこれぞスノーシューの醍醐味。
雪も軽ければ体も軽く感じられて浮遊感と自由感をたっぷり
味わいながらのあっという間の下りでした。

上のブナ帯を抜けたあたりまで下ってきました。
これから下る尾根が見えています。
カケスガ峰_f0003138_1021321.jpg


上のブナ帯ではスキーの単独行とスライドしていましたが
下の古道に掛かると笹谷からのトレースもにぎやかになって
きました。シャーベット状に溶け出している所もあり、朝とでは
雪の状態がずいぶんと違っていました。

ゲートに帰り着くとほかに4台車が停まっていました。
樹林帯でスライドしたスキーの人のほかには八丁平までだった
という2人とあと1人はハマグリ山に向かった人ということで
今の時期結構歩く人がいた笹谷古道でした。

冬季閉鎖ゲート8:05-八丁平鉄塔10:00-カケスガ峰11:40
~11:55-八丁平鉄塔12:25-ゲート13:30
往復8・8キロでした。
カケスガ峰_f0003138_10311956.jpg

by miyagi1305 | 2008-03-10 11:05 | 蔵王~面白山
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