手倉山(標高672m、丸森町・相馬市)再訪

この山の名前をはじめて目にしたのは丸森町にある夫婦岩の登山口にある
看板でした。はっきりは覚えていませんが、自然保全地域とかとなってい
て、きれいなところに違いないという印象を受けました。

最初に訪れたのは2001年の5月でした。萩平からの林道は走行の苦労
が入り口で感じられ、松ヶ房ダムから上がるものは進入禁止の看板があり
結局戻って砂川から山頂まで延びる林道を使って山頂から林道まで下ると
いう逆コースで歩きました。その林道まで車で上がってきている人たちが
いたので聞いてみたらやはり進入禁止の林道を上がってきたとのこと。
そのとき初めて進入禁止の意味は何かあったら自己責任で通って下さい
ということであることがわかったのでした。

林道までのコースは日当たりのよい伐採地にあるため藪化して歩きにくく
ちょっとがっかりでしたが、山頂から北に広がる雑木の疎林は新緑の美し
さにあふれており、気持ちのよい遊歩道もあったのです。1本右側の北東
の尾根には踏み跡もついていましたが、不安が勝ち途中で引き返したの
が心残りで、今回はそこをはっきりさせるための再訪でした。
この尾根の下りついた先と遊歩道が北でぶつかった林道をつないで
周回できないか調べるため、今回はR113の丸森町大内から県道228号線
に入り青葉温泉で右折。すぐに麦畑・相ノ山の標識に従って左折し、麦畑
の最後の民家から未舗装の林道を進むこと4.6キロ。
ほぼ上りきったと思われる550m地点で伐採作業をしておりトラック
が道をふさいで通れなくなりあきらめることにしました。

2キロほど戻ったところに青葉南モミ、巨木を育む森の看板があり、遊歩
道があったので歩いて見ました。10分ほどの短いものでしが、モミの
巨木群に力強い生命力を感じることができました。でもすぐそばには
伐採地の剥き出しの地面もあり、なにかアイロニーも感じてしまいました。

黒佐野川沿いの道路に戻って、前回と同じ砂川から山頂へ至る林道を
登りました。途中軽トラック4~5台のグループで、大きな袋に道路に
降り積もった落ち葉を集めていました。
山頂は手前に1基と奥に緊急無線用とドコモ用の中継施設があり、この
裏手からまず北東に伸びる尾根沿いの踏み跡を進んでみました。
が、やっぱり10ほど進んだ所で潅木がうるさくなり戻ることになりまし
た。
ほとんど落葉し、さびしさただよう雰囲気になってしまいましたが、この
森のよさはそのほどよいゆるい傾斜とほどよい広さにあり、自由自在に
歩き回れるということです。ふかふかの落ち葉を踏みながら散策し
山頂に戻ることなく横に進んで遊歩道に合流し、それから更に30分ほど
の散歩を楽しみました。山頂の手前で右手上の稜線上に道らしきものを
見つけ、追ってみることにしました。道路沿いに放牧場まで踏み跡が続き
こちらでも暫く薄藪歩きをしました。ふと頭をよぎったのが丸森町で見つ
かったという黒トリュフのニュース。出るならこんな雰囲気の林のような
気がする場所でした。

ドコモの施設の近くの小山の上に一等三角点がありました。全国にある
972点のうちの1点と思うと、違ったふうにも見えてくる手倉山でした。
きれいに掃かれた林道で、松ヶ房湖を眺めながらのんびりお茶していた
習志野ナンバーの車の夫婦に、なぜか親しみを感じた山歩きでした。
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by miyagi1305 | 2005-11-27 13:03 | 阿武隈山地
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