2013.7.6 蔵王 熊野岳 ロバの耳コース

蔵王エコーライン沿いの賽の磧からカモシカ温泉跡地を通り、熊野岳に突きあげる
ロバの耳岩コースに「落石危険のため通行禁止」の注意書きが張られるようになって
もう7~8年は経つでしょうか。
私はこのコースを97年と98年2回続けて歩きましたが、1回目は大黒天~熊野岳に
登った周回コースの下りに使いました。
山を本格的に歩くようになってから3年目くらいの時のことで、朝日連峰や飯豊連峰に縦走に出かけ
山が楽しくて楽しくてしょうがない時期でした。
ちょっと怖いもの知らずな所もあったでしょうか。このロバの耳岩コースもコース説明を読めば
下りには使わないほうがよい、と書いてあったのに知らぬが仏で下ったコースでした。
怖い思いをした割には気に入ったらしくて翌年、今度は登りで歩きました。
その後、いろんな事情で歩く機会がないうちに通行禁止になってしまいました。
でもブログやHPをみると歩いている人もそれなりにいるようです。
最近歩いた人に話を聞いてみても登りだったら落石に注意すれば大丈夫そうな感じです。
以前とコースの状況がそれほど変わっていないなら、私の技術でも登れるはずです。
ということで出かけてみました。

朝、蔵王連峰はかすみながらも稜線がすっきりと見渡せる天気でした。
賽の磧ではこれから沢登りに出かけようとしている人たちが準備中でした。
濁川が渡れなくて引き返すなんてことになったら恥ずかしいので先に行ってもらおうと
少しぐずぐずしてみましたが、沢人さんたちは準備にはなお時間が掛りそうです。
仕方がないので先に出発することにしました。
濁川の下りにかかるところでロバの耳岩(ひと筋に見える振子滝の右側奥の尖がりピーク)
を眺めます。このころは右側さらに奥の熊野岳(残雪が残っているところ)も左側の五色岳も
まだ見えてますね。
f0003138_10525968.jpg

草が生い茂ってちょっと藪っぽい感じがする道をどんどん下っていくと
ヤマオダマキポイントです。
f0003138_111301.jpg

賽の磧から標高で150mほど下り濁川に出ました。
沢音が結構していたのでどうなることかと思いましたが、しっかりした橋が掛っていて
問題なく渡ることができました。
f0003138_1132671.jpg

橋の上から不帰ノ滝を見上げます。
f0003138_116268.jpg

ここから新噴気口までも藪っぽい道が続きました。
以前は草の成長がほぼ終わりの8月下旬に草刈りがされていたようですが、今は
どうなんでしょうか。日当たりがよいのでしょうがないですね。
f0003138_1185041.jpg

カモシカ温泉跡地付近は竹藪ならぬオオイタドリ藪にすっぽり囲まれたようなところを通過します。
よくよく邪魔なものだけは刈り取ってくれた人がいたようです。
f0003138_11115430.jpg

新噴気口によってみましょう。
煙の出ているところは「シューーー」と音がしていきおいよく蒸気が噴き出ています。
f0003138_11142467.jpg

露天風呂もまだありました。
f0003138_1115318.jpg

少し下って岩壁の左側につけられた道に入りました。
f0003138_11163075.jpg

ドクウツギがたくさん生えていました。猛毒植物ですが、急な所で手がかりにさせて
もらいました。食べなきゃ大丈夫、かな。
f0003138_11204026.jpg

足がずるりと取られてしまいそうな急斜面。なるべく踏み固められた跡を辿るようにして
登りました。
f0003138_11224456.jpg

登り終えて噴気孔口のほうを覗き込んでみます。こんなに急な斜面のすぐそばに登れるところが
あったなんてね。
f0003138_11231114.jpg

上には岩場が待ち構えていました。
ペンキマークは割と新しい感じがします。
f0003138_11304096.jpg
f0003138_1131427.jpg

不帰ノ滝が同じくらいの高さの所に見えてきました。
対岸上にはこまくさ平の売店やエコーラインを通る車も見えるようになってきました。
f0003138_11351392.jpg

標高1350mあたりの傾斜がゆるくなったところにでました。
ここから先は危険個所はないはずなので、ほっとしました。
f0003138_11395624.jpg

シラタマノキの花が咲いていました。
f0003138_11432984.jpg

ロバの耳岩。こちらからみるとかっこいいですね。
f0003138_1229780.jpg

標高1400mあたりに壁のように立ちはだかる岩は遠目たいへんそうにみえますが
記憶通り、ステップがついていて割と登りやすい岩でした。
f0003138_11425874.jpg

尾根を振り返ってみます。
f0003138_11475540.jpg

この先は登山道が不明瞭な所が多く、注意が必要でした。
f0003138_11471613.jpg

コマクサを見ながらロバの耳岩へ登って行きます。
f0003138_1149341.jpg

左手はコマクサ越しの五色岳です。
f0003138_115153.jpg

ロバの耳岩に出ると猛烈な風が吹き上げてきて飛ばされそうになりました。
ガスもだんだん下がってきています。
熊野岳に最後まで残る雪渓から勢いよく雪解け水が流れ下っている景色を眺めたあと
すっぽりとガスに包まれてしまいました。
f0003138_11532018.jpg

山頂に出ると足がよろめいてしまうほどの強風との戦いになりやっとの思いで刈田岳の
レストハウスにたどり着きました。

12時のバスは出たばかり。
いつもトイレを使わせてもらっているので恩返しの気持ちもかねて2階レストランで
野菜味噌ラーメン(900円)を食べて体を中から温めました。味はノーコメントです。
1時のバスで賽の磧に戻りました。460円。秋まで土、日、祝日運行です。
近くの座席に座った女性は千葉から新幹線で来たとのこと。どうしようか迷ったけど
この強風と霧なので歩かないでしまったととても残念そうでした。
この日下界は30度を超えていたはず。
涼しいを通り越して寒い蔵王山頂だったのでした。
[PR]
by miyagi1305 | 2013-07-08 12:19 | 蔵王~面白山
<< 2013.7.16大黒天(濁川... 2013.7.1栗駒山 御室 >>