2010.10.6馬ノ神岳

雪無期に遠望すれば南蔵王の屏風岳に飲み込まれて存在感のうすい馬ノ神岳
(まのかみだけ1551m)であるが、雪がついた時に北東から眺めるこの山の
東尾根のすっとほぼ均等な斜度を保ちながら立ちあがる様子はなかなかのものだ。
私にとってはこの尾根が馬のたてがみ(神→髪)にみえての「まのかみ」である。
(今回もらった資料で名前の由来は白石方面から眺めて馬の背に見えるからと知った)
50万年前から60年前に噴火して屏風岳・後烏帽子岳・馬ノ神岳を囲む火口壁が
出来たのだそうだが、この窪みを眺めるのが南蔵王を歩く時の楽しみの一つにもなっている。

初めて馬ノ神岳を訪れた2006年6月1日には田代沢を渡渉し終えて急坂の始まり
にはまだ雪の塊が残り、芽ぶきがういういしい樹木もあって少し楚々とした感じであった。
そのあと残雪期に南東尾根ピストン(2008年3月)東尾根~南東尾根周回
(2009年2月)と3回ピークを踏んでおり、馴染みのある山となっている。

今回は「ことりはうす」の第4回蔵王トレッキングに参加して北限の天然カラマツが
見られる標高約1500m地点まで歩くことになった。
白石スキー場に集合して4台の車(総勢17名)に分乗して白萩林道終点
(神嶺林道から分岐して2.4キロ)に向かった。
4年前より更に林道の状態は悪くなっており長く感じる林道走りになった。
まず入口部分がかなりえぐれていたので、自分一人だったら車を捨てて歩いていたかもしれない。

登山口の駐車スペースは狭いがグループなので林道奥の部分に繋げて停めることが出来
なんとか4台駐車できた。

標高1000m位からの歩きだしだ。
ウルシは目立った赤をみせているが、他の樹木はやっと色づき始めたばかりだ。
f0003138_10575533.jpg

沢を渡って急登が始まった。4年前の春に新芽をたくさん見たオオイタドリは
この通りの大きさに育っていた。
季節的な違いか、春に歩いた時よりも林が混んでいる感じがする。
f0003138_1104196.jpg

思ったよりも紅葉を楽しみながら歩くことができた。
f0003138_1114614.jpg

蔵王カラマツの観察地に着いたが、残念なことにガスで展望はなし。
蔵王カラマツはほかの賑やかな樹木に囲まれて窮屈そうだ。
カラマツは陽樹なので他の樹木が育って日差しが遮られるようになると生育が
難しくなってくるそうだ。
1932年に発見された時は30本あったのが1976年には15本、2004年で
12本と減る一方なんだそうだ。
f0003138_1123831.jpg

風雪に耐えてきた枝ぶり。
f0003138_1110376.jpg

お昼を食べていたらぽつぽつと落ちてきたので早めに引き返すことになった。

田代沢を渡るあたり霧がでてきて幻想的な景色になってきた。
f0003138_11103748.jpg

下りは早い。1時間40分ほどで登山口のあたらしい看板が見えてきた。
f0003138_11111915.jpg

(登山口から天然カラマツの観察地2.4キロ)
f0003138_11115578.jpg

[PR]
by miyagi1305 | 2010-10-10 10:46 | 蔵王~面白山
<< cokoフェスタ開催中のみちのく公園 与蔵峠(与蔵沼)2010.9.30 >>