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飯谷山(5月9日)

久しぶりに会津に出かけてみることにした。
新緑が見ごろそうな標高800m前後の山ということで、会津坂下ICからそう遠くない
『いいたにさん(782.9m)』を選んでみた。
磐越自動車道路の一番標高の高いあたりはまだ山肌がさびしく見える所もある。
会津の春は少し遅めか?と心配もしたが会津坂下で高速を降りてR252号線を進んで
行くと山頂一帯がブナの力強い新緑で覆われた山が見えてきた。
これが飯谷山だった。
ところで登山口の野老沢。「ところざわ」と読む。
不思議であるが深く考えないことにしよう。
野老沢集落の民家すぐそば、車の見えるところが登山口である。
標識は北のほうを向いてついている。
そっちから進んだので(写真は周回の帰りのもの)すんなり見つかったが
反対側からだと見逃してしまったかもしれない。
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階段を上ってすぐに飯谷神社。
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すぐそばに車道が走っているようで上で横切ったり少し車道を歩いたりしながら
進む。舗装された立派な道である。
少し損した気分にもなったが、やはり下の飯谷神社から登るのがこの山の正しい
登り方なのさ、とも思いなおして山道に入った。
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きれいな新緑やヤマザクラを眺めながら進んでうがい場。
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杉林から尾根に上がるとブナ林である。
色白でわかい樹が多いが中には樹齢100年は越えているかもと思える大木もあった。
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昔は大きな神社が建っていたという奥ノ院にはまだ窪地に残雪が残っていた。
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山頂下は一面のブナ林だ。落ち葉がすごくて道がみえない。どこを登っても
上を目指せば山頂に着きそうだが、赤いペンキ印が所々についているのでそれに
従うほうが歩きやすくはある。なにしろここの落ち葉は栄養が行き届いた樹の
葉っぱらしくつやがよくてつるつるして滑りやすい。葉っぱで滑って転んだ
苦い経験があるのでつい下りはいやだな、などと思うが、身軽な人であれば
これで滑りながら反って楽に下れるのかもしれない。
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足を取られながら登って西側が急斜面で展望の開けた山頂である。
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飯豊連峰は上が雲かくれであったが、見ることができたのはうれしかった。
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西側の展望。
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下りは南側の道を取ったが、急な坂の階段にはブナを間伐した木が使われていた。
何か所かで只見川を見降ろしながら下った。
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こちら側まで延びてきていた舗装道路に降りる手前右手にある「清水頭の滝」に寄ってみた。
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階段で道路に降りてすぐの反対側に階段がついていたがなにかあやしい。
と思いながらも進んでみたら、やっぱり。日当たりがよくて藪が出来やすいのだろう。
今は使われていないコースのようだったが、強引に進んで草付きの作業道を下った。
新緑がきれいだ。
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川を苔むした橋で渡って簡易舗装された沢沿いの道を下り戻った。
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会津の春も美しい。
聖徳太子の木彫りの立像があるという「醫王山荘」。
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山中で白いカタクリを見た。
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by miyagi1305 | 2010-05-10 17:32 | 福島県
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