旧会津・米沢街道 桧原峠(10月19日)

大河ドラマ「天地人」を毎週楽しみに見ていますが、会津と米沢の行来には
どこが使われていたのかなにかぴんとこないものがありました。
というのもこの両藩の間には大きな山塊が横たわっており、どこを通っても
たいへんそうな感じがしたからです。
ずっと前のまだ大峠トンネルがなかったころ、121号線旧道の大峠を通り抜けよう
としたら、雪のことなどすっかり忘れていた遅い季節にまだ冬季通行止めが解除に
なっていませんでした。
苦労して進んだ道(わかっていたのにゲート止めのあるところまで進んだ私が悪い)
を引き返すことになってしまったことを思い出されました。
スカイバレーはどうでしょう?昔からあった道を観光道路に改良した?
そんな疑問で地図を眺めると桧原湖の真北から北に延びる旧米沢街道というのが
目に入ってきました。
桧原峠というのが道路標示から離れた西側にぽつんと書いてあるのが気になります。
先週早稲沢に出かけた際、小谷山歩道に興味を持ち寄ってみると、どうやらここは
城跡で、旧米沢街道沿いの史跡を書き表した案内板も立っていて、街道が整備
されてりうのがわかりました。
次の日読んだ河北新報に、
すでに整備されていた北塩原郡金山(会津側)からの道に加え、今回米沢市の綱木
側の街道の整備がなされ、街道を歩くイベントが行われた。
というような記事が出ていました。
こんなにうまく準備が整ったのでは早速でかけないわけにはいきません。
ということで2周続けての裏磐梯入りとなりました。

山形県側、福島県側どちらから歩きだすか迷いました(アクセス距離はあまり
かわりません)が、5日前に最盛期少し前だった115号線沿いの紅葉が見頃に違いないし
街道入口のわかりやすさも考えて福島県側から入ることにしました。

紅葉は「道の駅土湯」上からが見事のひとことにつきました。
写真に収めたいと思いながらも、登りを調子よく走っているとなかなか車を停める事も
できなくて、心残りを澱に会津に入りました。
土湯トンネルを下った高森川沿いの紅葉や桧原湖沿岸の紅葉も素晴らしいけど
そんな風景を流しながら旧米沢街道入口の金山に着きました。
ここから長井川に沿って北側に進んで行きますが、意外や、舗装道が3.5キロほど続きました。
ここも紅葉が見事です。
f0003138_1118596.jpg

未舗装になって800mほど進むと旧米沢街道への入口がありました。(標高940m)
私はそのちょっと手前に車を停めてしまったのでしたが、入口の所は道路が膨らんでいて
車がずいぶん停められそうなスペースがありました。
f0003138_11221050.jpg

説明板があります。
f0003138_11231034.jpg

湿地帯のようなところを少し進み、山道に入っていきますが、曇り空にもかかわらず
鮮やかな黄葉に包まれながら歩く道でした。
f0003138_11264049.jpg

桧原峠(GPSの表示は標高1122mでした)から西側の1149mピークの斜面を眺めます。
f0003138_11285681.jpg

ここまで1.2キロをゆっくりで40分でした。
今度は米沢側に下ります。
峠を振り返ってみます。
f0003138_1131222.jpg

刈り払いされて間もない様子が笹がまだ青々としているところから見てとれました。
水場も再現してくれたのでしょうか。
できたてほやほやの感じがしました。
f0003138_11341333.jpg

急斜面にジグザグに道が付けられて、米沢側のほうはずいぶん険しい道でしたが、
緩やかな所ではブナの二次林と思われる若くてするっと延びたブナ達が迎えてくれました。
f0003138_11371192.jpg

展望はあまりありませんでしたが、樹間から所々で兜山が見えました。
f0003138_11395659.jpg

峠から標高を200mほど下げると杉林も現れてきて沢沿いに進むようになりました。
f0003138_11433477.jpg

沢が合流するところに出ればあとは20mほど斜面を登って車道でした。
桧原峠から2.3キロ。ゆっくり歩いて1時間ちょっとでした。
綱木からの林道も新たに舗装されたようです。数台駐車できそうです。
f0003138_1146786.jpg

f0003138_1148545.jpg

復路は明るく展望も期待できそうな林道歩きとすることにしました。
この林道の紅葉の見事さはどんな有料道路にも勝るものでした。
一人で「うわー、うわー」を連発し、見とれながら歩きました。
f0003138_11524815.jpg

堂々とした東鉢山が美しい紅葉をまとい目を引きます。
f0003138_11541548.jpg

こちらの最高地点は桧原峠より少し低い1110mでした。
会津側も見事な紅葉が次から次へと現れてきて黄金道路の趣でした。
f0003138_11564880.jpg

朝歩きだす所にあった小湿地が見えてきて、楽しい周回が終わりました。
林道は米沢側が4.2キロ、会津側が2.5キロ、ゆっくりで約2時間でした。
旧街道歩きでは紅葉に包まれ、林道歩きでは紅葉を採りいれた風景を存分に
味わった4時間でした。
街道は上杉藩が会津から米沢に移封になった際にも歩かれたということですが
この景色に少しは慰められながら歩いたのか、それとも先の見えない不安に
更にかられることになったのかと思いながら歩きました。
会津側は歩きやすかったですが、米沢側の急斜面をどのように歩いたのか。
冬場は?昔の人はすごかった、という思いを強くしたのでした。
林道歩きであったならばいくぶんのんきに構えることもできたに違いないとも
思った周回でした。
f0003138_11583330.jpg
f0003138_1215738.jpg

[PR]
by miyagi1305 | 2009-10-20 12:37 | 街道・峠
<< 北上高地・片羽山(雄岳)(10... 早稲沢・デコ平ふれあい探勝路で... >>