八溝山からの下りは福島県側の茗荷川へ下るコースを寄り道してみました。
尾根への下り口には棚倉町大梅への分岐を示す標識があり、こちらも気になってしまい
ましたが、こちらはロングコースになりそう。
簡単に周回のできる茗荷川のコースを予定通り下りました。
朝車での通りすがりに茗荷川沿いの林道入口に「八溝山の天然林」の看板を見て
どんな林がみられるのか興味のあったところでした。
シロヤシオやブナ、ミズナラ、ナツツバキなどと木の名前のついた道を尾根からやがて
急なジグザグで下って行きます。
落ち葉の状態が昨秋落ちた時とあまり変わってなくてあまり歩かれていない
印象でした。
やがて茗荷川に下ると「ふくしまの遊歩道50選・八溝山天然林」の看板がありました。
カタクリが地面を埋めています。
阿武隈の沢沿いで見かけることの多いミヤマキケマン。
この姿どうにかできないものか、といつも思いながら写真を撮ります。
見た目なんか全然気にしないで自由に咲いている?風にもみえますが。
米粒とあまり変わらない大きさのかわいいハナネコノメ。
きれいな沢を下って行きます。振り返って。
沢におりたところから断続的にずっと続いていたニリンソウです。
アブクマトラノオというのもあるそうですが、これはハルトラノオでしょうか。
沢を離れてからはイバラヒメに引っ掛かれながらの荒れた作業道を歩いて林道終点
の登山口を確認しました。
沢に引き返して高笹山コースへの取りつきと思われる涸れ沢を登りました。
県堺尾根にあった標識を最後に登山道を示す標識はありませんでした。
新分県登山ガイドには「道不明瞭。沢の中を辿る」とあった通りで、慣れていないと
不安になるかもしれないコースでした。
高笹山コースとの分岐の標識には赤で線が引いてありました。
ただ茗荷川コースは小粒でぴりりと見どころ満載。1時間ちょっとの追加で
回れるので寄ってみると変化の感じられるコースになって楽しめると思いました。
大神宮寺山登山口7:20-高笹山8:20-池ノ平9:25-茗荷分岐9:40-
八溝山山頂10:15~45-茗荷川コースで高笹山コースの茗荷分岐戻り12:15-
大神宮寺山P14:20
全行程19.5キロでした。
こちらも広範囲を縮小したため見難い地図になってしまいました。